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■京都 千年の誘い

京都発展を支えた高瀬川も今はネオンの海の中

【高瀬川の堰止めの石】

 森鴎外の小説「高瀬舟」でも描かれた高瀬川。いまでは木屋町通りのネオンの下を静かに流れている。江戸時代初期の豪商、角倉了以らによって造られた高瀬川。木屋町二条あたりから鴨川に沿って南下し宇治川に合流する。都の商売に欠かせない水運の動脈だった。

  高瀬川では鴨川の水を引き込んで、高瀬舟といわれる船底の平らな船で物資を運んでいた。木屋町御池から20メートルほど南へ下ったところに「水の堰止めの石」の石碑がある。この四角の石は川床に据えられており、溝がほられている。当時はそこに板を入れて水を堰止め、水位をあげて舟が川底につかないようにする工夫があった。

 明治になって、東山・蹴上に日本初の水力発電所ができ、明治28年(1895年)には京都で日本初の市電が走るなど、交通事情の変化で高瀬川の水運もしだいに忘れられていった。
 

《所在地》
京都市東山区木屋町通御池下ル
(地下鉄・市役所前下車徒歩5分)


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