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豆ひとつぶロール - 「ケーキハウス ショウタニ」(兵庫県尼崎市)

 ≪推薦人…豆腐店「安心堂」社長・金谷博貴さん

 ■後味さっぱり 豆乳クリーム 黒豆の上品な甘さ引き立てて

 ■「大豆の味が表に出すぎずほんのり残る」

 豆乳が隠し味の生クリームと京都・丹波産の黒豆をきめ細やかな生地にくるんだ「豆ひとつぶロール」。見た目の派手さはないが、さっぱりとした後味で地元のスイーツファンをうならせる逸品だ。

 尼崎市塚口本町の「ケーキハウス ショウタニ」つかしん店でしか手に入らないヘルシーなスイーツ。「大豆の味を表に出すぎないようほんのりと残している。洋菓子職人の技術の高さを感じる」。同店に豆乳を提供している豆腐店「安心堂」の金谷博貴社長(59)も絶賛する。

 「もともと和菓子職人だったことから、和の素材を応用して日本人に合った洋菓子を作りたいと思っていた」と語るのは、同市富松町の「ケーキハウス ショウタニ」本店のパティシエシェフでオーナーでもある庄谷卓爾さん(47)。平成17年、行きつけの同市立花の豆腐店「安心堂」の豆腐のおいしさに感銘を受け、この店の豆乳を使ったスイーツを作ろうと商品を開発。「豆ひとつぶロール」を生み出した。そして18年4月、豆乳を使ったスイーツの専門店としてつかしん店をオープンさせた。

 「豆ひとつぶロール」は、4種類の味があり、中でも五穀米ロールは豆乳ロールとともに人気を集める。大豆(きなこ)、粟、きび、ひえ、小麦の五穀を粉状にして生地に練り込み、豆乳を使った生クリームと柔らかく煮詰めた黒豆を挟み込む。1本のケーキに70グラムの黒豆を使うなど、国産の素材を惜しげもなくちりばめたぜいたくな品だ。

 こだわりは生地の食感。「国産の卵の卵黄を多く使うこととスポンジケーキよりも30度高い約200度で焼き上げることがポイント」と製造責任者の村瀬雄一郎さん(26)。卵黄をふんだんに使い、高温で一気に焼くことで、生地の中の水分を飛ばさず、しっとりとした食感を作り出しているという。

 一口食べると、生地はフワフワと柔らかく、卵の香りがほのかに漂うのが印象的。クリームは臭みがなく、さっぱりとしていて、黒豆の上品な甘さを引き立てている。豆乳特有のくせはなく、食べやすいのがうれしい。和の素材にこだわり抜いた逸品に、職人の意気を感じた。

                          ◇

ケーキハウス ショウタニ」つかしん店 JR福知山線猪名寺駅から徒歩約10分、阪急伊丹線稲野駅から徒歩約7分。大型ショッピングセンター「つかしん」内リボン館1階。「豆ひとつぶロール」は1本840円。五穀米のほか、豆乳、緑茶、黒糖の4つの味がある。営業時間は10縲怩Q0時。TEL06・6428・7844。

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