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「パティスリー ラ・プラージュ」- エクレア - (大阪市中央区)

 

■シュー皮、クリーム… すべてにぜいたくな味わい

 

≪推薦人…「mouton MILLS」シェフ 小田益士さん≫

 

■「一見素朴、食べると高級感。インパクト抜群」

 ショコラカスタードクリームの濃厚な味わいが舌に広がる。鼻をくすぐるカカオの香り。「一口食べた瞬間、思わず『ん、うまい』ってうなってしまった」。梅田・茶屋町のレストラン「mouton MILLS」のシェフ、小田益士さん(30)が絶賛するのは、大阪市中央区の「パティスリー ラ・プラージュ」のエクレア。「一見素朴なのに、食べると高級感を感じる。インパクトがすごい」とほれ込んでいる。

 「ラ・プラージュ」は、東京の有名フレンチレストランでシェフパティシエを務めていた林正人さん(44)が平成16年にオープンした。住宅とオフィスビルが混在する地域。「男性も入りやすくしたかった」という店はシンプルなデザインで、前を通ってもケーキ屋とは気づかないほどさりげなく街になじんでいる。

 コック服でケーキに向き合っている林さんが、ガラスの向こうに見えた。黙々と作業する姿はまさに職人のたたずまいだ。

 27歳で渡仏し、3年半修業を重ねた。洋菓子の本場で気づかされたのは、バターや生クリームをふんだんに使ったケーキや菓子の、重厚なおいしさだったという。

 風味豊かで、ぜいたくな味わい。食感を軽くするためクリームなどを控えがちな日本のケーキに比べ、味の深みはあきらかに違った。「おいしいものは、やっぱりおいしいって改めて感じた」と林さんはいう。

 ガラスケースに並ぶケーキも、厚みのある味わいだ。バターや生クリームの風味はもちろん、フルーツの酸味、ナッツの香ばしさ、コーヒーの苦みなど個性ある味を重ねて、一つのおいしさを作りあげている。

 そしてエクレア。牛乳を使って風味を高めたシュー皮の間には、仏・バローナ社の最高級のチョコレートを使ったショコラカスタードクリーム。上には、砂糖を再結晶させた甘いフォンダンが掛かっている。

 味はとても濃いのに、不思議と上品でくどくない。「大事なのはバランス」と林さんはさりげなく語るが、味のセンスと細やかな計算がなせる技なのだろう。

 口に広がるぜいたくな味わい。「おいしいものを食べたっていう、満足感を知ってほしい」という林さんの思いが伝わってくる。

                          ◇

パティスリー ラ・プラージュ」 大阪市営地下鉄「谷町四丁目」駅から徒歩5分。エクレアは1個200円で売り切れる日も。ほかに、紅茶で香りを加えたミルクチョコレートケーキ「テ ショコラ」(380円)や焼きチーズケーキ「スフレ フロマージュ」(250円)なども。月曜定休。営業時間は10~19時。TEL06・6949・3938。

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