2008年3月12日
「とり丼」 芙美 vs TORI処 萬端
老舗の味...芙美 / 新鮮な赤鶏のうまみダイレクトに
三宮駅前の複合商業施設のミント神戸、その地階に人気の焼き鳥店がある。夜は会社帰りにちょいと一杯という客も多いが、昼は近隣の若いショップスタッフなど、多彩な客層が集う。
紀州備長炭でじんわり焼き上げる焼き鳥が乗る焼きとり丼は、新鮮な播州赤鶏のうまみをダイレクトに、かつ気軽にさっと味わえる一品だ。ふわりと炊き上げられた米によくなじむしょうゆダレも、箸(はし)をうれしく加速させる。
店構えは今風だが、実は「芙美」は創業50年ほどの老舗。ミント神戸の前身である、神戸新聞会館ビルは阪神大震災で全壊。それにともない同ビル地階のグルメ街「秀味街」に出店していた「芙美」も姿を消していた。それが、平成18年の新ビルとともに復活。姿は変われども、守り続けてきた味も気持ちのいい接客も変わらない。価格設定は震災前より少し下がったそうだ。
通称、貝汁の復活にもかつての常連が喜んだ。お椀(わん)からあふれんばかりのアサリが入ったすまし汁は、貝のエキスがぜいたく。食べ終えた貝殻を積み上げるのもまた楽しい。
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芙美 神戸市中央区雲井通7の1の1 TEL078・221・0020 営業時間11時~22時(ラストオーダー21時) 休みはミント神戸に準じる 昼の焼きとり丼と貝汁800円、焼き鳥定食750円、焼きとり丼(単品)650円、焼き鳥120円~ カウンターとテーブル席 禁煙席なし
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平成の逸品...TORI処 萬端 / 濃厚卵とホロホロそぼろの"競演"
ピンポン球のような見るからに弾力性のある黄身が鎮座するそぼろ丼は、鶏鍋で有名な「萬端」の人気の一品だ。
ほろほろと細かいそぼろには、しょうゆと砂糖でしっかりと味がつけられてショウガの風味も効いている。そのそぼろに負けない濃厚な卵の黄身と一緒によく混ぜると、凝縮された鶏のうまみ、白ご飯、卵の三位一体。白身のとろりとした食感もよく、そぼろ丼とは思えない滑らかな口当たりに驚く。日替わりランチにも、ときおりこのそぼろ丼が定食で登場する。
平成8年に開店。店主・三角省五さんは、実家である錦市場の鶏専門卸「鳥清」にて、自らも鶏肉販売に20年以上かかわってきた。その経験を生かし、さまざまな部位の食べ方や創作料理を提案している。新鮮さにこだわり、使用するのは朝締めの鶏のみ。うまみを引き出すための天然塩も厳選。
鍋に使われる10時間以上かけて取られた鶏の白濁したスープは、夜は単品でも注文可能。コラーゲンたっぷりで、焼き鳥で飲んだ後のシメだけでなく、美容を気にする女性にもファンが多い。
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TORI処 萬端 京都市中京区二条通河原町西入榎木町65バンタンビル2、3階 TEL075・211・9170 営業時間12~13時、18時~22時半 土日祝は夜のみ営業 月曜休 そぼろ丼750円(単品)、焼鳥1本160円~ 鶏スープ350円、鶏鍋1人4500円~ カウンター、テーブル、座敷がある 禁煙席なし
(2008年3月12日 16:42)
Category:老舗の味vs平成の逸品
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