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「ざるそば」 日精そば vs 櫻喜庵

≪老舗の味...日精そば≫ つややか細麺、量もたっぷり

 JR・阪神元町駅のすぐ北にはためく暖簾が目印。戦後まもなくに創業以来、神戸の安くてうまいそば処として定番だ。

 厨房(ちゅうぼう)とワンフロアの店内は意外に広い。加えてどのメニューも気軽な値段設定で日常使いにうれしいが、一番人気がざるそば。

 やや黒っぽい色が特徴のそばは自家製。注文が入る都度に奥の大きな釜で湯がく。10分ほどで目の前に並ぶざるそばは、やや細めの麺がキリリとしまりつややかに輝いている。並とはいえ量もたっぷり。特大はこんもりとまさに山盛りだ。

 カツオやサバ節の合わせでしっかり取られただしは開店当時から変わらぬ味で、そばをいくらつけても水っぽくならず、だしの香りがしっかり。かすかなだしの甘さが、いつまでも飽きさせない。

 昼時には食堂のようにごった返す店内を女性店員たちがテキパキと動き回り、熱いお茶を足してくれたり。そんな活気のある空気と一緒に、残りのだしをそば湯で飲み干す。もう一仕事頑張ろうという気持ちになる。

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日精そば 神戸市中央区北長狭通4の2の16 TEL078・331・5026 営業時間11~18時半(土曜日~17時頃) 日曜・祝日休み ざるそば450円(大500円、特大550円)、かけそば350円、カレーうどん450円 禁煙席なし

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 ≪平成の逸品...櫻喜庵≫ 海藻が「もちっと感」を演出

 こだわりの手打ちそばは、ともすれば値段と満腹感が比例しないことが多いが「櫻 喜庵」は違う。昼のセット「空」では湯がきたてのもりそばに、好きなそばとセットで945円。「たっぷりとうちのそばを楽しんでほしい。それだけです」とご主人の小櫻敏和さんは笑う。

 店名からもわかるが、同じ北新地にある老舗「喜庵」の暖簾(のれん)わけ1号店。14年の修業を経て平成13年に本町で独立開店。その4年後、「喜庵」のご主人の誘いを受けて、再び北新地に移転という経由も面白い。

 そば粉八割の二八のそばにほんの少し海藻の粉末を混ぜており、しっかりとしたコシの中にもちっと感もある。そばに負けないだしの香が上品に鼻を抜け、ぜいたくな心持ちになる。喜庵譲りのメニューが多いが少し味を変えているそうだ。

 にこやかで話題豊富なご主人。人柄にもファンが多いのも納得だ。

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櫻喜庵 大阪市北区曽根崎新地1の2の20 TEL06・6344・2324 営業時間11時半~13時半、18時~翌2時(金曜日は翌3時) 土・日曜と祝日休み(月曜昼休) かもせいろ1500円、梅とじそば900円、天ぷら入りおろしそば1200円なども「空」セットにできる 禁煙席なし

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