2008年6月 4日
「ワンタン麺」 淡水軒 vs 神戸元町別館牡丹園 大阪梅田エスト店
老舗の味...淡水軒
■皮にしみるスープの美味
元町高架下、通称「モトコー」の入り口に赤いのれんがはためく、昭和46年創業の老舗。餃子専門店から始まったとあり、水餃子が有名だが、常連客にはワンタン麺も外せない。
ワンタンの具は、赤身と脂を試行錯誤した上の配合でひき合わせた豚ミンチに、玉ねぎの甘みやシイタケのうまみでさらに奥行きを出す。
麺は粘りのあるやや細めの平麺。スープは丁寧にとられた鶏ガラベースにカツオ節を加えた、独特のしょうゆ味。ワンタン麺にも入る焼き豚は、人気の「新生公司」のもの。
一口目はあっさりと感じるスープだが、ワンタンから出るうまみで徐々に味が変化。焼き豚からにじむパンチの効いた脂も追いかけてくる。
同時にワンタンの皮にはスープのうまみがしみて、とろりとなった皮までしっかりと美味。異なった食感で麺との相性も抜群だ。自然で優しい味のスープは最後の一滴まで飲み干さずにいられない。後味も軽い。
カウンター11席のこぢんまりとした店はまるで屋台のよう。寡黙だが優しいご主人も味がある。
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淡水軒 神戸市中央区元町高架通2の138 TEL078・321・1546 営業時間12~14時 17時~22時半(土・日曜12~20時) ただし売り切れ次第閉店 水曜休み 禁煙席なし カウンター11席 ワンタン麺700円、ワンタン600円、ラーメン600円、焼き餃子350円(6個)、水餃子550円(7個)
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平成の逸品...神戸元町別館牡丹園 大阪梅田エスト店
■薄くてもコシ、食感つるり
2年前のリニューアルを機に、梅田エストに登場した神戸の老舗広東料理店。一品メニューから気軽に味わえると、界隈(かいわい)の会社員に人気だ。さらに梅田店限定のランチメニューには、単品で人気のワンタン麺とチャーハンを組み合わせた、なんともぜいたくな、いわゆる半ちゃんセットもある。
落ち着いたシックな空間と同様に、ワンタン麺も白い器でよそ行きの顔で登場。元来ワンタンは、雲を呑(の)むと書くように、雲に見立てた皮を食す料理だ。味わいのある上質の粉で、薄くてもしっかりとコシを出して打ったワンタンの皮は、それだけでも味があっておいしい。加えて、脂身を利かせた豚ミンチの濃厚な具をあえて少量にしているのが絶妙な味のバランスを生み、印象深い。
自家製レシピの張りのある細麺、つるりとした食感のワンタンのどちらも喉ごしがいい。どこまでも澄んだ鶏ガラスープはじめ、繊細な味を重ねた結果のボリューム感が特徴だ。
しょうゆで炒めた独特の香ばしい炒飯は香りもよくパラパラと食感のアクセントにもなり、また箸が進む。なぜかゆったりした気分になるのも、またおいしい。
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神戸元町別館牡丹園 大阪梅田エスト店 大阪市北区角田町3の25エストエッジビル4階 TEL06・6376・6606 営業時間11~22時 不定休 73席(個室あり) 禁煙席あり ランチBセット(平日のみ)は7種の麺のうち1つと炒飯かライスなどを選んで1050円(ワンタン麺と炒飯もBセット)、ワンタン麺(単品)945円
(2008年6月 4日 16:30)
Category:老舗の味vs平成の逸品
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