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「野菜カレー」 サンド・サンド vs カサ・デューク

 老舗の味…サンド・サンド / 酸味が効いた優しい味

 程よく食感を残してゆでられたブロッコリーやカリフラワーにニンジン、そして素揚げされたカボチャの甘みが、4日かけて煮込まれた酸味の効いたカレーによく合う。ご飯に乗るコーンも、24種のスパイスと果実が溶けこんだ手作りのルウを一層、優しい味にしてくれる。納豆カレーといった多彩なオリジナルメニューの中でも、野菜カレーは変わらず人気の一品だ。

 昭和60年の創業以来、南船場で長く名物だった「サンド・サンド」だが、昨年5月新町に移転と同時に代替わりした。現在は2代目の大久保正直さんがカレーを、そしてフロアは妻の智子さんが切り盛りする。新町画廊と称した店内ギャラリーも併設。心地良い空間だ。

 先代のご主人が年齢を考慮して廃業することに決めた、という話を、カレーにほれ込み通い続けていた大久保さんがたまたま聞き、急遽(きゅうきょ)、名を継いで味を守ることを決意したそうだ。カトラリーなども譲られ、前のまま。そんな心温まるエピソードも詰まったカレーは、食べ終わると心もじんわりと温かい。

サンド・サンド 大阪市西区新町1の4の26 COI四ツ橋ビル1階 TEL06・6536・3033 営業時間11縲怩P9時(土曜日は16時まで) 日曜・祝日休み 禁煙席なし 野菜カレー・チキンワインむしカレー・納豆カレー各800円、サンドカレー550円

 平成の逸品…カサ・デューク / 胸焼けしない さらさらルウ

 カレーを食べ歩いてきたご主人が、船場・丼池の実家を改築し開業したのが17年前。以来、「胸焼けしないカレー」で熱烈な支持を受けている。

 小麦粉を使用しないさらさらのルウは、高知産のショウガ、青森産のニンニクとリンゴ、淡路産のタマネギを5時間かけて煮込む。一口食べると、刺激的な辛さがビリリと抜けるが、その奥にルウに溶けこんだ野菜の甘みがじんわりと広がる。いくら食べてもおなかにたまらない軽やかさで、食後の胸焼けは、本当にない。

 オクラやカボチャの乗る野菜カレーが定番だが、夏季限定の「完熟トマトと豆のベジタブルカレー」も人気だ。色鮮やかな豆や丁寧に角を落としたニンジンなどは、素揚げすることでより甘さが引き立っている。トマトの酸味も辛めのルウと相性抜群。近江米のご飯は5サイズから選べ(値段変わらず)、どのカレーにもサラダとドリンクが付く。

 壁には、広告カメラマンでもあるご主人が撮った常連客の笑顔、フロアには奥さんの笑顔。それらが目にもおいしい。

カサ・デューク 大阪市中央区本町3の2の1 TEL06・6281・8494 営業時間11縲怩P9時半(土日・祝日11時半縲怩P6時) 無休 禁煙席なし 野菜カレー・日替わりカレー各750円、完熟トマトと豆のベジタブルカレー780円(5縲怩P0月頃)

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