「あんかけ焼きそば」 真怡記 vs 良友酒家
老舗の味…真怡記(しんたいぎ) / うまみまとめる五目あん
ぷりりと官能的なボディーで食欲をそそるエビはじめ、イカや豚肉。丁寧にカットされたニンジンや青菜、白菜、タマネギなどたっぷりの具材がそばを覆う五目あんは、見た目を裏切るあっさり塩味。鶏ベースのスープと具材のうまみがあんでまとめられソバに絡まる。野菜はしゃきっと食感が良く、抜群の火入れがひと皿にリズムをつけている。
靫公園沿いに昭和62年、広東料理「黄州飯店」として創業。厨房の親子鷹は、父は横浜中華街の「同發」、息子は「聘珍樓」での修業経験がそれぞれのベースにある。
昨年のリニューアルを機に、厨房は父から息子の金子真吾さんへと代替わり。店名や外観は一新したが、基本となる広東料理も気軽な雰囲気も変わらない。
とはいえ、一品料理は日々進化している。フロアで人気の妻、怡禎(イーツェン)さんは台湾出身で、魯肉(ルーロー)飯といった台湾屋台の定番も加わった。もう1品にうれしい麻婆豆腐やあっさり水餃子も美味。通うたびに楽しみが増える。
真怡記 大阪市西区靱本町1の16の20 TEL06・6447・1570 営業時間11時半〜14時 17時半〜21時45分 日曜休 禁煙席なし 33席(2階あり) 広東風あんかけ焼きそば750円、五目あんかけつゆそば同、ラーメンとミニ魯肉飯セット(ランチ)800円。
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平成の逸品…良友酒家 / 満腹必至 ボリューム具材
正午ともなれば、地元華僑のみならず、ご近所のNHK職員たちでも店内はびっしりだ。その理由は、男性でも満腹必至の昼定食と麺メニュー。中でも五目焼きそばは、人気定番のひとつだ。
イカ、エビ、豚肉、キクラゲ、ニンジン、青菜…と彩りも鮮やかな具材だけでなく、トッピングには自家製チャーシューと目玉焼きも鎮座。目にも舌にもうれしく、かなりのボリュームだが、最後まで飽きない。残った汁まで美味。
麺は一度蒸し、注文が入ってから温め、広東料理独特の手法によって、多めの油で焼きいためる。細い麺をほぐすように、そして切れないようにいためる技術が必要だ。「2つの中華鍋を必要とするし手間もかかる。でも喜んでもらえるから」とご主人の潘国和さん。笑顔の優しい潘さんだが、毎朝6時から仕込みのため厨房(ちゅうぼう)に入る、界隈(かいわい)でも有名な頑固でこだわりの料理人。
平成元年創業。もっと古い店だと思っている常連も多い。昼下がりには、ミル貝やワタリガニといった豪華な皿の客も少なくないのもならではだ。
良友酒家 神戸市中央区中山手通3の11の8 TEL078・221・5866 営業時間11時15分〜15時、17〜20時半 月曜休(祝日の場合翌日休) 禁煙席なし テーブル46席 五目焼きそば890円、メーンと副菜にスープなどがついた昼定食900円(火〜土曜)。
(2008年9月 3日 16:30)

