産経関西

[社会] 2008年9月 4日

柏原市発注の水道工事 不正入札の疑い

 大阪府柏原市発注の水道工事の入札をめぐり、業者間で不正が行われていた疑いが強まったとして、大阪地検特捜部は4日にも、競売入札妨害(偽計)の疑いで、複数の入札参加業者に対する一斉聴取に乗り出し、強制捜査に着手する方針を固めたもようだ。不正については、市が公正取引委員会に通告していた。

 市によると、昨年秋から今年3月末にかけて、水道配水管工事などをめぐる入札で、予定価格と同額で落札する業者が相次いだ。複数の業者が同額で並んだため、最終的にはくじで落札業者を決定したという。

 関係者によると、少なくとも7件の工事で同様の事例があった。

 市は予定価格と最低制限価格をともに事前に公表している。しかし工事によっては、入札参加業者すべてが予定価格と同額の入札価格を提示したケースがあったことから、特捜部は、入札前に参加業者間で価格調整が行われた可能性が高いとみているもようだ。

 市発注工事をめぐっては、市が同市玉手町に建設中の玉手浄水場更新工事について「はじめから受注業者が決まっている」とする内部告発文書が出回るなど、談合情報が飛び交っていた。
 

この記事と同じカテゴリの最新記事