産経関西

[社会] 2008年9月 7日

空き巣の常習犯、防犯カメラ嫌う 「体形でばれる」と二の足

 近畿など6府県で5年間にわたり空き巣を繰り返していた男らが、大阪府警の調べに「警備会社のステッカーがある家と防犯カメラ付のマンションは避けていた」と供述していたことが6日、わかった。普及が進む警備システムや防犯カメラが、空き巣のプロに二の足を踏ませる効果があることを裏付けた格好だ。

 一方、男らは「ガラスが割られるなど、すでに荒らされた形跡がある家は狙わない」と、〝究極〟の空き巣対策も明かしたというが、捜査員は「まずは、日ごろからの防犯意識が重要」と話している。

 男らは、府警捜査3課と西署に窃盗容疑で逮捕、起訴された住所不定、菊池茂(56)と共犯の杉野正尚(53)の両被告。ともに過去に複数回、窃盗などで逮捕されている。

 2人は刑務所などで知り合った他の仲間7人とメンバーを変えながら、平成15年から今年2月までの間に大阪や京都など6府県で空き巣を繰り返し、約4500万円を盗んでいた。

 調べでは、2人は空き巣に入る物件を探す際、マンションは防犯カメラ、一戸建ては警備会社のステッカーの有無を外から確認。「カメラに映ると、顔を隠していても体型で刑事にばれる可能性がある」と説明したという。

 杉野被告は過去、高級住宅街の一戸建てを専門に現金だけを盗んでいたが、「最近は警備システムがしっかりしているのでマンションにターゲットを変えた」と供述。足がつく危険を負いながら貴金属などにも手を付けていた。

 ただ、今回逮捕されたメンバーの中には、警備システムを気にせずに犯行に及んでいた男もおり、捜査員は「警備システムも万全ではない」と指摘している。
 

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