最終引き揚げ50年、「岸壁の母」案内板 舞鶴
終戦後、海外の居住地や抑留地などから帰国させる引き揚げ事業の最終船が、京都・舞鶴港に入港して50周年を迎えた7日、「岸壁の母」などと呼ばれた家族らが、引き揚げを待ち続けていたことを伝える案内板が、京都府舞鶴市の五条海岸に設置され、除幕式が行われた。
舞鶴港には昭和20年10月の引き揚げ第1船から、最終船が入港した33年9月7日までの13年間で、約66万3000人の引き揚げ者が上陸した。
案内板には、当時、同海岸の桟橋で夫の引き揚げを待っていた小谷嘉一郎さん=故人=ら家族の姿が写った写真などを掲示。
除幕式に出席した小谷さんの妻、登志子さん(64)=滋賀県彦根市=は「主人も一緒に来ることができればよかったのに。シベリアでの抑留で悲惨な体験をした人がいたということを語り継ぎたい」と話した。
(2008年9月 8日 08:21)

