パナソニック誕生 社長「すべてを結集しよう」
松下電器産業から社名変更したパナソニックが1日、始動した。大正7年に故松下幸之助氏が創業して以来、90年間続いた伝統ある「松下」の歴史に幕を下ろし、新たな一歩を踏み出した。
大阪府門真市の本社正門前では、新しい「パナソニック株式会社」の文字に出迎えられるように「Panasonic」のグループ章を襟元につけた社員が出勤。幸之助氏の制定した綱領・信条・7精神を職場で唱和する伝統の「朝会」を開いた。
パナソニックとしての初日だけに、この日は本社勤務の約850人を集めた拡大版の「総合朝会」。大坪文雄社長が「松下とナショナルが培った価値を理解してすべてをパナソニックに結集しよう」と呼びかけ、新しいグループソング「この夢が未来」を発表した。
遥か先人が 描いた未来に―で始まる歌は作曲を久石譲氏、作詞は森雪之丞氏に依頼したもので、本社勤務の社員(29)は「覚えやすくて耳に残る」と感想を話していた。本社の朝会は国内のグループ企業の事業所や工場など234カ所に中継され、約9万人が視聴した。
一方、松下電工から社名変更したパナソニック電工では総合朝会に先立ち、畑中浩一社長が「パナソニックグループの中でこれからも生活快適を提案する仕事していく」と説明した。
社名変更とブランド統一を浸透させるため、パナソニックはテレビCMや広告を通じ「Hello! Panasonic」キャンペーンを全国展開する。
(2008年10月 1日 13:52)

