産経関西

[経済] 2008年10月10日

阪急・阪神と高島屋 統合へ 3年内目指し 業務・資本提携

 大手百貨店の高島屋と阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが、業務・資本の両面で提携する方針を固めたことが10日、分かった。同日午後、東京と大阪で正式発表する。両社は株式を10%ずつ持ち合うことで経営面のつながりを強化し、3年以内の経営統合を目指す。

 両社は商品の共同仕入れとともに、配送など物流部門、商品開発でも協力。コスト削減や販売力強化に向けて幅広い連携を模索していくとみられる。

 昨年以来、大手各社で統合・再編が相次いだ中、高島屋は単独路線を貫いていた。しかし、消費不振など経営環境が厳しさを増しており、規模拡大で生き残りを目指すものとみられる。関西地区に店舗の集中するH20にとっても、成長市場である首都圏に複数の大型店を持つ高島屋と組むメリットは大きいと判断したもようだ。

 すでに大丸と松坂屋が経営統合してJ・フロントリテイリングが昨年9月に発足したほか、三越と伊勢丹も今年4月に経営統合して、三越伊勢丹ホールディングスが誕生するなど、再編の動きが加速している。

 関西では高島屋とH2Oの提携により、キタ(梅田)とミナミ(難波)の両地区で、年間売上高1000億円を大きく超える巨艦店を3店舗擁するグループが誕生する。日本屈指の激戦区のひとつである大阪で、大きなアドバンテージを持つことになりそうだ。
 

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