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阪急百貨店メンズ館 販売好調 本店建て替え後も存続へ

 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは14日、好調な販売が続く阪急百貨店メンズ館(大阪市北区)について、建て替え工事中の新梅田本店が完成する平成24年春以降も存続させる方針を明らかにした。阪急、阪神両百貨店の梅田本店にメンズ館を加えた「3館体制」で“百貨店戦争”を勝ち抜きたい考え。H2Oは高島屋との統合を決めており、紳士服強化のノウハウを統合後のグループ運営に生かしたい思惑もあるようだ。

 今年2月、阪急百梅田本店の別館として開業したメンズ館は紳士服、雑貨を中心とした幅広い品ぞろえに加え、着こなしセミナーやファッションショーといったイベントを絡めた販促活動が奏功。関西一円だけでなく中国、四国地方からの集客にも成功している。

 売上高は7月末までの半年間で約135億円。阪急百梅田本店内に紳士服売り場があった前年同期と比べ70%増と好調に推移している。8月以降も「売り上げのペースは落ちていない」(H2O)という。

 当初、阪急百梅田本店の建て替え工事中の期間限定店舗とし、新本店完成後は紳士服売り場を本店内に戻すことも検討していたが、H20では「業績は予想以上で知名度も上がっている」と判断。メンズ館を残し、阪急百、阪神百の梅田本店との3館体制で幅広い顧客を獲得したい考えだ。

 この結果、阪急百の新梅田本店は婦人服や雑貨、化粧品、食料品などを中心とした品ぞろえになる見通しだ。メンズ館と同様に、ファッション性を際立たせた「広域から集客できる」(幹部)店舗を目指す。

 大阪では梅田周辺に23年春、ジェイアール大阪三越伊勢丹が出店するほか、大丸梅田店も大幅増床される。近鉄百貨店阿倍野本店では26年春までの開業をメドに、建て替え工事が進められている。

 高島屋と経営統合することを決めたH2Oは「規模拡大だけでなく、質の強化も必要だ」(幹部)としており、メンズ館運営のノウハウを最大限に活用する方針だ。

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