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関西―武漢 直行便で交流促進 「関西DAY IN中国」

 関西の官民一体で交流を進める「関西DAY IN中国」が24~26日の3日間、中国・湖北省武漢市で行われた。関西広域機構などが経済や観光分野で関西の魅力をアピール。同機構は湖北省政府と「互恵の協力関係樹立に努力する」ことで合意した。ただ、米国発の金融危機の影響で経済成長に陰りもみえる中国だけに、成果を得られるかどうかは今後の交流拡大がカギを握る。 (松岡達郎)

 「交流には交通ネットワークの充実が必要だ」

 訪問団長の秋山喜久関西広域機構会長は、湖北省の李鴻忠省長との会談で力を込めて語った。

 関西国際空港と武漢を結ぶ直行便は、平成16年の夏ダイヤ期間に、中国の航空会社が関空―武漢―桂林ルートで週1便運航した経緯がある。福岡―武漢も一時的に運航したが、現在、日本への直行便はなく、進出した日系企業関係者は「直行便のないことだけが不便だ」と話す。

 湖北省の段輪一副省長も「目標はまず直行便の就航。週1回か毎日かは交流しながら決めた方がよい」と前向きだ。

 相互交流を促すため、訪問団は関西の観光資源を中国でアピールする事業に力を注いだ。

 京都府の山田啓二知事は、学校・教育関係者に関西での修学旅行について説明する教育旅行セミナーに出席し、「子供たちが京都などで長い日中の交流の歴史を学ぶことで、次の世代に真に日中の友好関係ができることを強く望む」と訴えた。

 直行便の新規就航は減便が相次ぐ関空の経営にとっても追い風だけに、需要掘り起しが求められる。

 「雨後のタケノコのようにマンションが建っています」

 武漢市内の大学で日本語を学ぶ邱昆鵬さん(22)は胸を張る。

 市街地ではクレーンが林立し、高層ビルの建設が相次ぐ。マンションの広告看板も目立ち、中国内陸部の発展ぶりを印象づけた。

 自動車産業などが集まる中国中部の工業地域である武漢には3つの開発区があり、200社以上の日本企業が進出している。

 「黄金水道」と呼ばれる市内を流れる長江にはコンテナ専用港があり、上海や海外に製品を輸送できるのが特徴だ。中国側は「人件費の高い沿岸部と違って、武漢や西安など内陸部の投資環境の優位性は高まる」と強調してやまない。

 ただ、「北京五輪が終わってから消費マインドの落ち込みと物価上昇が目立ってきた」(ある日系企業関係者)との見方もある。

 また、武漢の自動車各社は、国内の売れ行き鈍化で生産調整に入ったともいわれる。

 米国の金融危機に端を発する世界経済の減速が中国経済の成長にどう波及するか。関西との交流促進もこの一点に左右されそうだ。

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