産経関西(産経新聞大阪本社公式ニュースサイト)

壁画「朱雀」泥部分に羽の先端

 キトラ古墳(奈良県明日香村)の石室から昨年2月にはぎ取られた極彩色壁画「朱雀」について、文化庁は31日、泥しか残っていないとみられていた部分に、羽の先端部とみられる赤色顔料が見つかったと発表した。「朱雀」は左羽の半分以上が泥で消滅したとも考えられていた。

 同庁が10月中旬、強化措置を施すために壁画を裏返した際に発見。「朱雀」の左羽の先端に接していた泥の裏側に、長さ1・2センチ、幅6ミリにわたって、鋭角上の図柄が描かれていた。黒い輪郭線の内側に赤色顔料が塗られ、羽の一部と判明。泥の厚さはわずか1ミリ程度だったという。

 この個所は、石室の盗掘穴近くだったため、壁画は失われていたとみられていた。壁画を壁石からはぎ取る作業をした際、泥の部分を切断しなかったことで、消失を免れた。

 壁画保存担当の川野邊渉。東京文化財研究所副センター長は「絵が残っていたのはまさに奇跡だが、泥を取り除くと壁画も消滅する」と話しており、同庁は保存方法を専門委員会で検討することにしている。
 

前の記事:100万円入りバッグ奪回 難波、強盗犯の車乗り込み »

後の記事:職員の職務外講演容認 大阪府、月内にも倫理基準改正 »

ホーム

PR 特選情報

アテックス-バナー

フォトニュース

北新地えびす詣招福行列 8・8ミリの奥行きを実現したプラズマ・ディスプレー・パネル=大阪府茨木市のパナソニック茨城工場 遺族代表として追悼の言葉を述べる田中千春さん
通行人に福鈴を振り、福笹を授与する福娘たち=大阪市北区 視閲する縄田大阪府警本部長=大阪市中央区の大阪城公園(鳥越瑞絵撮影) 「撮影者:ちか / 撮影場所:大阪府枚方市 / 撮影日時:2007年7月」
井村仁香さん DGR00044G090108D.jpg DMS00011G090108D.jpg