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「学校が対策怠った」 両親、大阪府提訴へ 高1自殺

 大阪府茨木市で平成19年10月、マンションから飛び降り自殺した府立山田高校(吹田市)1年の男子生徒=当時(15)=の両親が4日、「部活動での仲間外れが自殺の原因だったにもかかわらず、学校は適切な対策を取らなかった」として、府に約2400万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こす。

 両親によると、生徒は水泳部に所属。19年6~7月ごろ、好意を寄せていた女子マネジャーに交際を断られた腹いせに、「むかつく」とマネジャーの悪口を友人にメールで送信した。ところが、このメールが他の部員らに転送され、部内での人間関係が悪化したという。悩んだ生徒は8月末、別の友人に「ごめんオレもういいわ 空に行くから」と自殺をほのめかすメールを送ったが、これも他部員に転送され、ますます距離を置かれる結果になった。

 生徒は9月になって両親に「水泳部で浮いている」と相談。母親が担任教諭に「部活での様子に気を配ってほしい」と要請した。教諭は3回にわたり本人から聞き取りを行い、自殺をほのめかすメールの存在も把握。他の部員に謝るよう勧め、生徒も従ったが関係は改善せず、男子生徒は10月9日朝に自殺した。

 両親は遺品となった生徒の携帯電話から同級生にメールを送り、事実関係を独自に調査。自殺を示唆するメールの件も葬儀後に初めて知ったという。

 父親は「自殺の1カ月以上前に教諭に相談し、対応を約束してくれていたのに、必要な調査を怠った」と主張。さらに「聞き取り内容を親にも伝えず、精神的な治療を受けさせる機会を奪った。自殺を考えるほど悩んでいると分かれば学校には行かせなかった」と訴えている。

 一方、学校側は「メールの件は生徒本人が『申し訳ない』と思っており、両親には伝えなかった。その段階で自殺するような切迫した様子はなかった」と説明。「水泳部の顧問とも連携し、誠実に対応してきたつもりだ。自殺という結果については非常に残念だ」と話している。
 

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