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「チキンカツカレー」 マルシェ vs 辛来飯

 老舗の味…洋食レストラン マルシェ / さっくりカツに香り自慢のルー

 ルーというより野菜とスパイスのソース。まずもこもことした風体と、たっぷりの量に驚く。

 12種以上の野菜とフルーツ、16種以上のスパイスにオレガノ、バジルなど8種以上のハーブを使用し、3日かけて仕込まれるソース。小麦粉を使っていないので、見た目よりも軽やかな口当たりで、複雑に鼻に抜ける香りがたまらない。

 薄い衣に包まれた柔らかな鶏もも肉のカツは、かむとサクッと音がして肉汁があふれる。独特のカレーとの相性は抜群で、なんともぜいたくな味わい。

 1980年代初め、カナダ、イギリス、スイスの名門ホテルで武者修行し、帰国して昭和60年に洋食店を創業。そんな安村仁志シェフならではの、どこかフレンチのひと皿のようなカレーだ。短い営業時間を狙い、遠方よりファンが駆けつけるのにもうなずける。

 毎朝早朝6時より仕込みに入る。休業日はあれど、シェフに休みはないそうだ。そんな夫を優しい目で見守るフロア担当の奥さん。2人の明るい雰囲気も目においしい。

洋食レストラン マルシェ 神戸市中央区下山手通6の4の6 TEL078・341・3811 営業時間11時半縲怩P5時 日曜・祝日休 チキンかつカレー900円、チキンとマッシュルームのカレー850円、チキンかつ定食850円 禁煙席なし カウンター5席、テーブル20席。

 平成の逸品…辛来飯(カーライス)南久宝寺店 / 楽しみ方いろいろ骨付き唐揚げ

 「カツ」ではなく鶏の唐揚げがトッピングされるのも珍しいが、骨付きの「チューリップ」というのはそうないだろう。

 夜は中華、昼だけカレー専門店。昼時に列を作るカレーファンの目当てはフライ中心の多彩なトッピングにもある。中でも、特製しょうゆ味の香ばしい唐揚げが人気だ。

 カウンター内にある大きな釜でひたすら煮込まれるルーは、サラリと見えるが複雑な酸味と甘みで深い味。辛さはマイルド、ハーフ、辛口の3種あり、どれを選んでもしっかりと味の付いた唐揚げとのコンビネーションがいい。こんもり盛られたご飯の上に乗せられるので、カレーとは別で食べるという手もあり、楽しみが多い。

 安土町(大阪市中央区)にある同名店は、店主、吉岡太一郎さんの両親の店。そちらと中華の厨房(ちゅうぼう)でも修業を重ねた後、平成12年に独立開店。以来、厨房を1人で切り盛りしている。店は8年目だが、両親から譲られ、継ぎ足し守っているルーは20年もの。安土町より辛さは控えめにしているそうだ。

辛来飯 南久宝寺店 大阪市中央区南久宝寺2の6の11山菱ビル1階 TEL06・6251・8816 営業時間11時半縲怩P4時半 18縲怩Q1時(土曜11縲怩P4時) 日曜・祝日休 チキンカレー(唐揚げ3本)700円、同(唐揚げ4本)750円)、チキンウインナーカレー800円 ランチタイムは禁煙 カウンター13席、テーブル3席。

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