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曲を次々文化庁登録 小室容疑者の関連会社

 音楽著作権の譲渡をめぐる5億円の詐欺事件で、大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)の関連会社2社が、小室容疑者から著作権の二重譲渡を受けたヒット曲を平成17年秋に文化庁に次々と登録していたことが5日、分かった。小室容疑者はこのころから著作権の譲渡をあちこちに打診していたという。文化庁登録で著作権トラブルの際有利になることから、特捜部は小室容疑者がこの時期に登録制度を悪用し、借金返済を企てたとみて経緯を調べている。

 文化庁によると、仮に同じ曲の著作権が元の音楽出版社から二重譲渡された場合、文化庁に登録している方が優先権を主張でき、訴訟でも有利になる。しかし登録は義務でない上、手続きが煩雑で費用もかかるため通常は登録されることは少ないという。

 小室容疑者が取締役を務めるイベント企画会社「トライバルキックス」など関連会社2社が、小室容疑者の作詞、作曲した楽曲を登録し始めたのは17年10月27日。11月29日までに、安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」やglobeの「DEPARTURES」などミリオンセラー5曲を含む計17曲を登録した。現在までに登録されている34曲中、半数がこの約1カ月間で登録されたことになる。

 しかしこれらの曲の著作権は当時、すでに音楽出版社「エイベックス・エンタテインメント」などに譲渡され、小室容疑者に譲渡権限はなかった。しかしエイベックス社などには無断で譲渡され、関連会社2社が文化庁に登録していた。エイベックス社は登録していなかった。

 

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