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オリオン座などはぎ取る キトラ古墳

 キトラ古墳(奈良県明日香村)の石室天井に描かれた東アジア最古といわれる天文図(直径65センチ)について、文化庁は13日、南西部分に描かれた冬の星座「オリオン座」など2つの星座をはぎ取ったと発表した。星座は残り1カ所となり、今月下旬に作業を終了する見込みで、平成16年8月に始まった「青龍」「朱雀」など壁画部分のはぎ取りが終了することになる。

 今回の作業では、金箔(きんぱく)で表現されほぼ完全な形で残っているオリオン座と、すぐ隣の「天苑(てんえん)」の2星座を、担当者がヘラを使ってはぎ取った。

 これで天文図は、「天倉(てんそう)」と呼ばれる星座とそれに付随する星1つだけとなった。同庁は漆喰(しっくい)が1センチ以上と厚くて強固なため、ダイヤモンド粒子を埋め込んだワイヤなどではぎ取ることにしている。

 担当の川野邊渉・東京文化財研究所副センター長は「最後の星座は漆喰が硬くて時間はかかるかもしれないが、安全に取り出せるだろう」と話した。
 

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