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ウォッチ橋下流(4)

    「歴史に残る」強烈な野心

 「まだ39歳。振り返ってもらうのは早いですよ」。記憶している限り、この言葉を耳にしたのは2回。本誌連載「橋下徹研究」の取材で、昨年7月と12月に連載の感想を尋ねたときの橋下知事の答えだ。言葉の裏には「いずれ歴史に残る人物になる」という強烈な野心が隠されているのではないかと感じた。

 昨年の2月府議会で「10年後、20年後、100年後に、あのとき大阪が変わった。後世から、そう評価される4年間としたい。今年をまさに『大阪維新』の年としたい」と所信表明した通り、大阪市の第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁舎移転構想、全国学力テストの市町村別データの公表など、常に新しいことに取り組み、話題を提供し続けてきた。変化を起こそうという姿勢は府民に伝わっている。

 府職員からは「1期だけなら、知事のやり方で我慢する。2期目もあるなら、自分の仕事の仕方や考え方を変えなければ、到底ついていけない」と嘆きにも似た声が聞こえてくる。

 2月定例府議会を控えた今月、各会派との意見交換の場で、橋下知事は府議に対してこう答えた。「このまま3年が過ぎればいいと誰かが思っているなら、それはない。変えるところまで見なければならない」。

 「大阪が変わった」と評価される4年間になるかは、今後の府政運営に懸かっていると思う。記者としてはもちろんのこと、大阪で生まれ育った一府民としても、維新の行方をしっかりと見つめていきたい。
 (吉田智香)
 

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