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Getコーポレーション社長 小瀬戸 健一さん(36) (1)外国人の積極的活用

日本の技術力発展のカギに

 平成15年12月に今の会社を設立し、後発でしたが軽作業の人材派遣を始めました。ただ、派遣業界はその後、様変わりしました。昨年からの景気後退局面で人切りが加速、同時に人材派遣業界はかつてない不景気になりました。ちょうどリーマン・ブラザーズの破綻(はたん)があって、駄目になる業者もありました。それよりも以前から私自身は派遣の仕組み自体に矛盾を感じていたので、徐々に派遣業務からは撤退し、紹介業務にシフトしていました。だから今回は幸い、そんなに大きな痛手は受けていません。特に3年目から他社との差別化も踏まえて、中国人技術者の紹介業務をスタートさせていきました。

 派遣については、本当に日本のために良い雇用形態なのかと疑問に思っていました。技術の源、競争力の源泉はまさに人です。単純に人件費が安いからといって派遣社員を活用したり、海外に移転したりする考え方には反対です。日本の技術は世界一だと思っているので、やはり技術や将来の経営の中枢を担うコア人材を戦略的に確保していかないといけません。

 しかし、日本の現実は少子高齢化や学生の理系離れ、さらに開発競争の激化などにより1企業にとって優秀な技術者を確保できる状況ではありません。日本の技術力を発展させるためには、国籍を問わず海外からも優秀な人材を確保していくことが必要です。

 そこで当社はIT、機械、電機、電子の専門技術を持った優秀な中国人学生を日本企業向けに教育し、企業にとっての必要人材を確実に継続して提供できる仕組みを整えました。日本の企業のグローバル化や技術力確保に少しでも貢献したいと考えています。

 また、当社は外国人活用のコンサルティング業務も行っています。企業のグローバル化と発展のため、どうすれば外国人の雇用、活用と戦力化が実現できるのか。雇用できたとしても、どうやって教育を施せばいいのか。そういった難題を解決するサポートを行います。やはり、外国人は明確な目的、目標をもって来日している方が多いので、企業のご都合主義で雇用や教育をしていては、優秀な人材の確保並びに離職率の低減は難しいと思います。

(聞き手 南昇平)

【プロフィル】小瀬戸健一

 こせど・けんいち 昭和47年、広島県出身。大阪スクールオブミュージック専門学校卒。平成15年、人材派遣・紹介業のGetコーポレーションを設立。20年には日本への留学生や在日外国人向けの情報を提供するNPO法人(特定非営利活動法人)「外国人生活総合支援協会(J―stay)」を立ち上げた。

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