2009年4月 7日
Getコーポレーション社長 小瀬戸 健一さん(36) (2)青島SPと提携
人材採用戦略の橋渡しを
青島ソフトパーク(SP)と昨年5月に提携しました。SPは、日本でいう工業団地のような施設です。青島SP自身は政府系企業で、山東省の国公立大学の理工系学部と提携しています。提携大学から選抜された人材がSPに来て、SPの人材教育部が専門教育を行います。
当社は日本企業の要請に応じてSPで授業を受ける大学3、4回生の学生の中から、日本で働きたい、あるいは中国の日系企業で働きたいという人を募集し、最大2年かけて日本の企業で働けるような専門の知識を教えます。教育内容は大きく分けて、日本語、ビジネスマナー、ヒューマンスキル、専門技術の4つです。
現在、日本と中国の技術者の採用事情は、まったく逆です。日本では少子高齢化で理系の学生が減り、特に製造業にとっては、どこも期待どおりの人材の確保が難しくなっています。
逆に中国の理工系の学生には、日本企業で働きたいという人がたくさんいます。給料の面もありますが、やはり日本あるいは日本企業で働くというのはステータスでありブランドなのです。優秀な国公立大学のなかで、日本で働くため、約2年間勉強する意識をしっかりもった学生を集められる。青島SPと提携している強みです。
今年3月には、データベース会社のeBASE(大阪市北区、大証ヘラクレス上場)に、当社が橋渡しをした中国人技術者2人が入社しました。同社の常包浩司社長からも非常に高い評価をいただいています。
多くの人数を採用できる大手は別として、中小企業は少ない採用人数でも、継続して技術力、開発力を高めていかなければならない。その点を考えると、やはり中長期的な人材採用戦略は必要です。
中国人技術者に継続して日本で働いてもらい、本当の意味で幹部候補生に育ってもらえれば、中国事業での橋渡し的な役割や開発事業のオフショアも可能になります。コアな技術の開発は日本で行い、それ以外の部分に関してはコストの安い海外でという戦略は利益を考えると必要です。
日本では新規採用がかなり抑えられている業種もありますが、この不景気をネガティブよりもポジティブに考えている採用担当者の方が多いのではないでしょうか。そうした企業へは進んで人材採用戦略の応援をしたいですね。
(聞き手 南昇平)
(2009年4月 7日 14:23)
Category:いま、語る関西人国記
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