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やっぱり金本サヨナラ 九回2死から5連打、逆転

 横浜 2-3 阪神      (甲子園)

 

 2点差の九回二死走者なし。今季初の完封負け寸前、代打今岡の遊撃内野安打が劇的なシナリオの幕開けだった。平野の右中間適時三塁打、関本の二塁内野安打で同点とし、鳥谷がつないでなおも二死一、三塁。金本が中前へサヨナラ打を放った。

 「平野や関本がよくつないでくれました。あっ、言い忘れました。鳥谷も。打てなかったらヤバイと思った」と声を弾ませた金本。これで4月の打点は「30」。2005年5月に記録した月間打点29の自己記録を更新した金本は「勝負強い? いやいや。チャンスで打てなかったのも結構ありますよ」と謙遜(けんそん)した。

 だが、金本の超人的な働きがなければ、4月は勝率5割で乗り切れていなかっただろう。昨秋に左ヒザにメスをいれ、3月中旬には右足内転筋を痛めるアクシデント。ぶっつけ本番で挑んだ開幕のヤクルト戦で本塁打を含む2安打2打点で、真弓監督の初陣を飾った。3打席連続本塁打が2試合など打ちまくり、打撃3部門ともリーグトップの数字で4月を終える。

 好調の理由を聞かれた金本は「(体が)悪いから力が入らなくていいんじゃないですか」と笑ったが、あながち冗談でもなさそうだ。実際、現場関係者の多くは「過去の例をみると体調がいいときよりも、フルスイングできない時の方が力みがなくて打球もよく飛ぶんですよ」

 これが『鉄人』といわれるゆえんか。真弓阪神の4月は金本に始まって、金本で終わった。(三木建次)
 

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