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久保 粘り実る お待ちかね白星 阪神

阪神4-3ロッテ  (甲子園)

            ◇

 古巣のロッテを相手に、阪神の久保が今季8度目の先発で移籍後初勝利を挙げた。「やっぱりほっとしている。チームに貢献できてよかった」と笑みを浮かべた。

 二回までに4四死球と立ち上がりは制球難に苦しんだ。三回からは変化球主体から直球主体に変更。「少しましになったけど、一、二回は問題外だった」と振り返ったほど、調子も良くなかった。それでも粘り強く6回2失点でまとめた。

 これまで打線の援護に恵まれないことが多かった。前回、19日のソフトバンク戦も8回2安打1失点と力投したが引き分け。開幕から2カ月も勝てない日が続いた。「でも、いつか勝てるだろうと、軽い気持ちでした」。1点差の九回、藤川が二死満塁のピンチに立たされても、「勝ちパターンに持ち込み、投げるべき投手が投げた。何とかなるやろうという感じ。別に点を取られたら仕方ない」と動じなかった。

 「チームが勝てたらいい」と常に言い、弱音を口にしたことがない。それがナインの思いを一つにするのだろう。「いつも申し訳ないと思っていた。久保に白星がついて二重の喜び」と逆転3ランの新井は話した。

 チームの勝ち方は手放しで喜べるものではない。打線は五回まで散発3安打無得点。打線の調子が上がらない中での登板を、これからも強いられるだろう。だが、久保は不満を口にせず、言い訳もせずこういうに違いない。「チームが勝てばいいんです」(嶋田知加子)
 

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