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【産創館レポート】超音波センサーで物体を認識

2次元超音波センサーのユニット 超音波を活用して物体を認識する超音波センサー「スターアイ・センサユニット」を開発・販売するプロアシスト(大阪市中央区)。センサー技術は将来、ロボット産業において重要な要素技術の一つであり、最近では乗用車や家電などにも搭載されるなど、われわれの身の回りの商品にも活用され始めています。

 それでは「スターアイ・センサユニット」を活用することでどのようなことが可能になるのでしょうか。

 病院における活用事例です。認知症の患者が病室から突然いなくなった。こうした対策のために病院ではさまざまな取り組みがされていますが、その対策の一つとして、病室にカメラを設置して監視することが考えられます。

 しかし、カメラの活用はプライバシーの問題などの課題があります。そこで、このセンサーを病室やベッドに設置し、ベッド上での起き上がり、ベッドからの離床や部屋を出入りした情報を検出し、それを看護師に連絡します。カメラを使うことなく監視できるため、プライバシーの問題も解決されます。正誤率も9割を超える精度で、現場への導入が期待されています。

 このほか、さまざまな分野での活用が期待されますが、それを可能にするのは超音波を活用して物体を認識する同社の独自技術です。

 具体的には空気中に照射した超音波が対象物に当たって跳ね返ってきた反射波を受信し、わずかな位相差を検出して反射してきた超音波の方向と対象物までの距離を画像として作りだしています。

 このセンサーと同様のことができるのが、暗闇でも障害物にぶつかることなく飛ぶコウモリです。このセンサーはコウモリのように暗闇でも物を認識することができる優れものです。

 現在、同社ではこのセンサーの次世代バージョンを開発しています。超音波が不得意とする音がうるさい環境での活用を解決するものです。

 現状に満足することなくますます進化する「スターアイ・センサユニット」。将来、知らず知らずのうちに皆さんもこの技術を活用しているかもしれません。

(ロボットラボラトリー プランナー 前場大輔)

【写真説明】2次元超音波センサーのユニット

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