2009年6月 6日
ブラゼル 一発回答 虎デビュー 期待以上のパワー
オリックス 0−4 阪神 (甲子園)
◇
シーズン途中、阪神にやってきた新外国人、ブラゼルが甲子園で派手なデビューを飾った。
第3打席の六回一死二塁、金子の外角直球を流し打ちで左翼席へ決勝の2点本塁打。風向きは左翼から右翼方向。だがパワーで最前列へ押し込んだ。打球を見届けると、力任せでベンチ前のナインにハイタッチ。先発の下柳を「イージーに、イージーに!」とあわてさせるほどに興奮。「どう表現していいかわからない。信じられない」と喜びを爆発させた。
この活躍は首脳陣も驚きだろう。あくまで林や桜井の刺激になればという程度の期待しか寄せていなかったからだ。だが観戦した坂井オーナーは「本塁打を打てる打者はありがたい。起爆剤となってくれるでしょう」と満面の笑みだ。
ブラゼルも立場は十分理解する。日本復帰初日、そして人気球団でのプレー。第2打席までは重圧がかかり、「とにかく安打を打ちたかった。心臓が飛び出すかと思うぐらいナーバスになっていたよ」と明かした。
妊娠中のラニー夫人もスタンドに駆けつけた。自宅を出る際に「グッドラック」と送り出した夫人は「私もものすごく興奮しているわ。今日は彼が食べたい物を作ってあげるわ」とほほえんだ。
「いい滑り出し。非常にいい試合をしたのでこれを続けたい」と力強く語った真弓監督。下位でもがくチームに刺激を与えた新戦力の登場にうれしそうだった。 (嶋田知加子)
(2009年6月 6日 09:42)
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