2009年6月22日
【産創館レポート】「駅ナカ」広がる安心と魅力
駅活性化の手法として、今や定番となった「駅ナカ」店舗。大阪産業創造館の起業支援スペース「立志庵」を利用し、昨年5月に起業した株式会社バンブーロードジャパン(大阪市北区)も「駅ナカ」で店舗展開を行う企業です。
ただし、自社商品を売っているわけではありません。駅構内に販売スペースと販売員を確保し、地域に根ざした和・洋菓子専門店などと出店契約を結び、各店の人気商品に限定して販売しています。
小店舗・企業にとって「駅ナカ」は商品を知ってもらうための魅力的な場所。しかし、出店には経費・生産量など障壁となる問題が多くあります。同社は賃料を固定せず売り上げに応じて設定し、必要に応じて人員を確保し、週や月単位での出店契約を可能にしたことで出店者側の負担を軽減させました。
また、駅利用者にとっても短期サイクルで変わるお店は魅力的で普段は買えない商品を購入できるとあってリピーターも増えています
元井理志社長が「駅ナカ」ビジネスにこだわるきっかけは、幼少のころ利用していた駅が、利用者の減少により無人駅に変わったことにあります。駅は、多くの人が利用する地域に欠かせない拠点。「駅関連サービスに従事する人がいることで駅の有人化を実現させ、安心できる場所にする」。「駅ナカ」事業を通じて貢献することが創業時からの志であり、元井さんの原動力。現在、元井さんが手がける店舗は4店。販売スペースが増え、運営管理を任せる正社員も雇用したことで、「従業員が安心して働ける環境をつくる」という新たな目標も生まれました。
「人を雇うことでその人はもちろん、その家族の生活も支えていることにプレッシャーを感じることもあります。縁があってうちで働いてもらうことになりました。社員それぞれが夢や目標を持ち、それをかなえてほしいし、それができる環境をつくりたい」と語ります。
今月には、新たに京都府内で1店舗がオープンします。今はまだ京都、大阪が中心ですが、将来的には日本中へ展開し、多くの地域で同社にかかわる人々の笑顔を生み出すことを目指しています。
元井理志社長
(大阪産業創造館プランナー 荒井祐己子)
(2009年6月22日 09:16)
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