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奈良時代にリサイクル? 正倉院と同じ花形鋲、平城京跡から出土

出土した花形鋲(上)と丸い銅鋲。花形鋲には金が施されていた(岩口利一撮影) 奈良市大森町の平城京跡で、正倉院宝物に使われているのと同じ奈良時代の金銅製の花形鋲(びょう)1点が出土したことが23日、分かった。このほか、折れ曲がるなどした丸い銅鋲約30点も確認。奈良市埋蔵文化財調査センターは「調度品などに使われていた銅鋲を、リサイクルしようとしていた可能性も考えられる」としている。

 同センターによると、丸い銅鋲の多くは頭部分の直径約1・3センチ、長さ約2・5センチ。金が施された花形鋲は頭の直径約1・2センチ、長さ約2センチで、6弁を持つ。こうした鋲は正倉院宝物の収納箱や厨子(ずし)などに使われ、装飾性が高い。

 今月新たに見つかった交差点跡近くで出土した。交差点跡は東西の「五条条間北小路」と南北の「四坊坊間東小路」が交わる地点とみられるという。

 丸い銅鋲に曲がったものや溶けたものも含まれていることから、同センターは「当時は銅は高価で、板から取り外して再利用しようとしたのかもしれない」としている。

 【写真説明】出土した花形鋲(上)と丸い銅鋲。花形鋲には金が施されていた(岩口利一撮影)
 

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