2009年9月19日
あす神戸ファッション館 六甲アイランド能
12回目を迎える六甲アイランド能が、20日午後6時から、神戸市の神戸ファッション美術館5Fオルビスホールで開かれる。今年は能「安達原(あだちがはら)」を浦田保浩のシテで上演する。
「安達原」は、陸奥の安達原の一軒家に住む鬼女の物語。旅の山伏が荒野の一軒家に一夜の宿を借りる。あるじの女は旅のなぐさみにと、糸車を回しながら自分の身の上を嘆いたり、糸づくしの歌を歌ってきかせる。夜が更けてくると、女は山に柴をとりに行くと言い、留守中、寝所を見ないようにと言い渡す。ところが、供の能力がそっとのぞくとそこには人間の死体が散乱していて…。
歌舞伎の「黒塚」のもとにもなった人気曲で、人間の心の二面性や女の業が浮き彫りにされる。
能の上演前に、大倉流小鼓方十六世宗家・大倉源次郎らの解説がある。源次郎は「鬼女は山伏を泊めたとき、この人なら自分を救ってくれると思ったのかもしれない。山伏に本性を顕し、祈り伏せられた鬼女は人を食べて生きる輪廻(りんね)から解放されたのか。いろいろ考えさせられる曲です」と話している。
当日4500円。問い合わせは六甲アイランドフェスティバル実行委員会078・857・7056。
(亀岡典子)
(2009年9月19日 14:07)
Category:暮らしと文化
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