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中堅企業の開拓重点 新「関西アーバン銀」5地域強化

 関西アーバン銀行とびわこ銀行が3月1日に合併して誕生する「関西アーバン銀行」の事業戦略の概要が20日、明らかになった。新銀行の本店所在地となる大阪と、びわこ銀の地元の滋賀に加え、京都、東京、名古屋の計5地域の主要店舗を強化して「基幹店舗」と位置づけ、法人では中堅企業を重点的に新規開拓する方針を盛り込んだ。新戦略はすでに金融庁に報告しており、来月に正式発表する。

 中堅企業は年商30億~100億円クラスを想定している。関係者は「このクラスの企業は、メガバンクも地域に密着した信用金庫も比較的手薄だ」と指摘する。

 現関西アーバン銀は東京と名古屋に支店を構えているが、両地域での知名度は高くない。しかし、一昨年秋のリーマン・ショック後の金融市場の混乱で、大企業が社債の発行などができずに銀行からの借り入れに頼り、このあおりで資金調達に苦しんだ中堅企業は少なくない。東京、名古屋は市場規模が大きく、従来縁がなかった両地域の中堅企業に食い込むチャンスが広がっていると判断し、経済情勢を見ながら両支店の人員を増強して取引先の開拓にあたる。

 京都は大阪、滋賀に次ぐ重点地域。現関西アーバン銀は市内に京都中央支店を持ち、新銀行の対京都戦略を練る狙いもあって昨年6月から、常務執行役員を支店長にする態勢を取っている。京都銀行や京都中央、京都の両信用金庫といった強力な地域金融機関に加え、大手銀行もひしめく激戦地で、新銀行の参入は容易でないとみられるが、滋賀よりも市場規模が大きいこともあり、京都中央支店の人員など態勢面を徐々に強化することにした。
 

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