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■25■ 池田ロータリークラブ職業奉仕副委員長 井上裕子(いのうえ・やすこ)さん(53)

 とびっきりの笑顔を浮かべて話す井上さん=大阪市北区   笑顔はみんなの共通語

 転勤族の父について、幼いころからさまざまな土地に住んだ。在籍した学校(園)数は幼稚園2、小学校4、中学校3、高校2。人付き合いで苦労する前に、物おじしない性格と、とびっきりの笑顔を身につけていた。

 「だから、特技はその場にすぐにとけ込めることなんです」

 そして「自分らしく、気にしない」をモットーに妻、母、矯正歯科医としてこの30年、長男の出産時に1カ月半、長女の時に2カ月の産休を取った以外は、フルタイムで働いてきた。

 平成2年に池田市で開業。地元歯科医師会でさまざまな活動に取り組む姿が、ロータリークラブ会員の目に留まり、池田クラブの2人目の女性会員として11年に入会。クラブで取り上げられた太陽光発電の話に感化され、家の屋根に4キロワットの太陽電池を取り付けたり、英国からのホームステイを引き受けたりと忙しい。

 「ロータリーの魅力は、普通では絶対に会えない人と会えること。人生の大先輩と親しくお話しさせていただけること」

 そんな井上さんが近年、力を入れているのが池田市、市教委、保健所、医歯薬三師会が協働で進める「池田市禁煙推進ネットワーク」の活動。

 「歯とたばこは無関係と思われがちですが、歯周病や口腔(こうくう)がんなどと深く関係しています。でも、この活動を始めた一番の動機は、長男の反抗期。子供を取り巻く環境が悪すぎると感じ、せめて、たばこの害から子供たちを守れる環境をつくってやりたい、と思ったんです」

 これまで、池田市の学校敷地内全面禁煙や市庁舎禁煙、ポイ捨て禁止条例の実現を後押ししてきた。

 歯科矯正の分野でも、若手と年配のドクターが自由に交流できる場として平成16年に研究会を発足。メンバーとして、海外からの研修生も含めた若手三十数人と語り合う2泊3日の合宿「青空塾」を毎年開く。

 「驚くことに発起人6人中、3人がロータリアンなんです。みんな職業奉仕意識が高いのだと思います」。来年度はクラブの職業奉仕委員長就任が決定。「やっと、池田の人間と認めてもらえるようになってきたかな」と話した。

【写真説明】とびっきりの笑顔を浮かべて話す井上さん=大阪市北区

 ※2010年1月27日付産経新聞朝刊(大阪版)掲載

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