2010年2月23日
違法薬物 手を出すな!関大生が啓発新聞発行
大学生らによる違法薬物の使用が社会問題化するなか、関西大学の学生グループが、薬物使用防止を呼びかける啓発新聞をつくり、学内で配布した。依存患者らの更生自助グループへのインタビューなどが盛り込まれており、指導した矢野宏非常勤講師(50)は、「現場を見ることで、学生らに問題意識を持ってほしかった」としている。
社会学部のジャーナリスト養成プログラムの文章実習講座として、2年生15人が昨年11月から、新聞づくりに取り組んできた。
薬物依存からの更生自助グループ「ダルク」への取材では、使用経験者やその家族らにインタビュー。シンナーを端緒にして大麻や覚醒(かくせい)剤にまで手を出し、家族や友人との関係が崩壊するまで続けた人も少なくなかったという。
紙面では、「薬物に一回だけとか、自分は大丈夫はあり得ない」「薬物が目の前にあれば今でも衝動に駆られるかも」といった使用経験者の声を紹介している。
取材した井上恵さん(21)は、「啓発、予防はもちろんだが、薬物汚染が広がっている今、経験者の声を通して社会全体が薬物依存の知識を深め、ケア体制を整えることも重要」と話していた。
また、関大生200人を対象にした違法薬物に関するアンケート結果や、インターネットで大麻の売買に関するサイトなどが簡単に見つかる現状なども報告している。
芸能人や学生の違法薬物使用事件が相次いだことを受け、関西大では平成20年5月に薬物事件再発防止対策本部を設置。「夜回り先生」として知られる水谷修氏の講演会を開くなど、薬物問題について積極的に取り組んでいる。同大学が昨年、行ったアンケートでは、約33%が「大麻を入手できる」と答えている。
【写真説明】学生らがつくった違法薬物の使用防止を呼びかける新聞=大阪府吹田市の関西大千里山キャンパス
(2010年2月23日 08:52)
関連記事
2010.07.29
2010.07.23
2010.07.23
2010.07.21
2010.07.14
この記事と同じカテゴリの最新記事
2010.07.31
2010.07.31
2010.07.31
2010.07.31
2010.07.31




