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【産創館レポート】生活にスパイス シンプル贈り物

生活にスパイスを効かすシンプルな贈り物を販売している雑貨ショップ「carbonカーボン」=大阪市中央区 空襲から焼け残った空堀や谷町六丁目付近の長屋を生かしたカフェや雑貨店など、古くて新しい街、上町台地。そんな街にある雑貨ショップ「carbon」(大阪市中央区)。築100年近くになる長屋を改装した店の雰囲気は、界隈(かいわい)の街並みともマッチし、癒やし情緒がたっぷり。

 コンセプトは、普段の生活にちょっぴりスパイスを効かせるシンプルな雑貨の贈り物。店内には、麻のバッグや絵本、木の食器、アンティークな木のおもちゃなどナチュラルテイストのセレクトグッズがそろう。

 オーナーの出来忍さんは、ギフト商社の営業事務、美術館での商品開発などを経て、1999年に同店をオープン。上町台地に出店した理由は「フランスと同じように生活感ある住宅街にさりげなく存在するお店にしたかったから」と話す。

 学生時代には住生活コースを専攻していたこともあり、ショップの開店時には、客の動線と商品の素材にこだわった。そのセンスは業界内でも話題となり、有名インテリア雑誌などでも紹介されたという。

 現在、雑貨店とあわせて、ピアノ教室やカフェを開設。さらにガレージの空間を、クリエーターに提供し、道具市などを開催している。オープンから10周年を迎えた今年、ピアノ演奏会やジャズライブ、そして長年つきあいのあるクリエーターが「贈り物」をテーマに作ったモノばかりを集めたイベント「1day carbon」の開催も決定した。

 また、作家とのコラボレーション(協業)にも積極的で、オリジナル商品の開発に余念がない。1月には新商品「Happyマッチ」を開発。筒型の紙箱に入ったメッセージカード入りのマッチは、「誕生会などお祝いのケーキに火を灯す際に、笑顔になって幸せシーンを演出できるツールになれば」という思いがこもっている。

 「新たな演出グッズとしてケーキ屋さんなどから、ブームの火がつけば…」と期待に胸を膨らます出来さん。今後の活躍に注目していきたい。

(大阪産業創造館プランナー 冨永康文)

【写真説明】生活にスパイスを効かすシンプルな贈り物を販売している雑貨ショップ「carbonカーボン」=大阪市中央区

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