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新「関西アーバン銀」大津で発足式 頭取「滋賀を強化」

旧びわこ銀行本店を全面改装してオープンした関西アーバン銀行びわこ本部ビル。このお披露目を兼ねてセレモニーが行われた

 関西アーバン銀行とびわこ銀行が1日合併し、新「関西アーバン銀行」が発足した。本店は大阪市。預金量は約3兆9千億円(昨年9月末時点)で、近畿の地方銀行では4位となる。新銀行は大阪、滋賀、京都、東京、名古屋を戦略5拠点と位置づけ、年間売上高30〜100億円の中堅企業を重点開拓するなどの新たなビジネスモデルを打ち出した。当面は全170店舗(出張所を含む)のうち60店舗を占める旧びわこ銀の地元である滋賀の営業態勢強化が課題となる。

 発足セレモニーは1日朝、大津市のびわこ本部ビルで行われ、新銀行の北村明良会長、北幸二頭取、滋賀県の嘉田由紀子知事、地元の女子バレーボールチーム東レアローズに所属する木村沙織さんら約150人が出席し、新銀行のスタートを祝った。

 びわこ本部ビルは、旧びわこ銀本店を約7億円かけて全面改装し、約90人が収容できるセミナールームを設けるなどした。セレモニー後の記者会見で、大津をセレモニー開催の場所として選んだことについて、北頭取は「滋賀を強化していきたいということだ」と意気込みを語った。

 旧びわこ銀が滋賀県内で中小企業向け融資を取り扱っていたのは13店舗だったが、今年10月には30店舗に拡大する。また、山田督・新関西アーバン銀副会長(旧びわこ銀頭取)は「医療と介護分野にに力を入れたい」と述べ、びわこ本部に融資先開拓のための専門部隊を設ける方針を明らかにした。三井住友銀行の子会社であることもアピールし、県内で貸出金、預金とも4割超のシェアを占める滋賀銀行を追い上げる。

 一方、これまでの関西アーバン銀は他行よりも高い金利で預金を調達し、不動産関連融資を伸ばして業績を拡大してきたが、不良債権処理が膨らみ、平成21年3月期は最終赤字に転落、三井住友銀の資本支援を受けた。預金調達コストを下げて、中小企業向け融資などを強化していくことが課題となる。

【写真説明】旧びわこ銀行本店を全面改装してオープンした関西アーバン銀行びわこ本部ビル。このお披露目を兼ねてセレモニーが行われた=大津市

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