産経関西(産経新聞大阪本社公式ニュースサイト)

■27■大阪ネクストロータリークラブ副会長 西村恵一さん(47)

感動、やすらぎ、笑いのある舞台をモットーに活動する西村さん=大阪市中央区 感動、安らぎ、笑いを

 5歳のときにバイオリンを始めた。きっかけは、保育園の同じ組の女の子が習っていたから。裕福な家庭ではなかったが、バイオリンに魅せられた少年の情熱を母が後押しした。

 大阪音楽大学を卒業後、バイオリニストとして独奏からオーケストラまで幅広く活躍。平成12年にはウィーン交響楽団ヨハン・シュトラウスアンサンブルの日本公演に客演するなど内外で高い評価を受けた。ポピュラー分野でも美空ひばり、さだまさし、南こうせつ、槇原敬之ら多数のアーティストと共演した。

 そんな西村さんには、松竹芸能所属の俳優・タレント「サンデー西村」というもう一つの顔がある。

 音楽の楽しさを子供たちに伝えたいと、学校公演を始めたころのこと。児童は「退屈だ」と思えば、全く演奏を聴いてくれなかった。彼らをひきつける方法として思いついたのが音楽劇。試行錯誤の中で、数々の舞台を見に行くうちに自身が芝居に“はまった”。

 「30代の声を聞こうかというときでした。劇団の門をたたき6年間、一から芝居を勉強しました」

 目標は、チャプリン。

 卓越した音楽の才能を感動、やすらぎ、笑いの中にしなやかにちりばめるパフォーマンスに心酔した。

 ロータリーとの出合いは28歳のとき。若い職業人に国際経験を積ませることを目的とした交換研究グループ(GSE)のメンバーに選ばれ、1カ月間アメリカに派遣された。

 「現地では地元のロータリアン(会員)が案内してくれるので、銀行の金庫の中にも入れてもらうなど、ロータリーへの信頼の厚さを肌で感じました」

 恩返しを、という思いが実現したのは19年、2660地区86番目のクラブとして「大阪ネクストロータリークラブ」が誕生したことから。会員は、地区の青少年交換プログラムに参加したOB・OGや奨学金の受給者、GSEの学友などで30~40代が中心。声をかけられ、入会を即答した。

 「ネクストには既存のクラブと違う3つの特徴があります。年齢の低さ、会費の安さ、そして敷居の低さです。まだまだヒヨコですが、しっかり職業奉仕をしていきたい」

【写真説明】感動、やすらぎ、笑いのある舞台をモットーに活動する西村さん=大阪市中央区

※2010年3月3日付産経新聞朝刊(大阪版)掲載
 

前の記事:■26■箕面中央ロータリークラブ地区GSE前委員長 野村正勝さん(69) »

後の記事:■28■豊中-大阪国際空港ロータリークラブ広報・雑誌担当 渡邉源治さん(64) »

ホーム