2010年3月23日
【産創館レポート】旅行中の不快を解消「健康旅パック」
社員旅行や家族、友人との旅行で、長時間の移動のため疲れたり、寝つきが悪かった経験はだれにでもあるはず。そんな問題点を解決する新たなビジネスモデルを考案したのがサンパック(大阪府吹田市)だ。
本業は樹脂成型を中心とする製品の企画開発・機能設計・製造。最近は健康に役立つモノづくりを目指し、20~30代女性をターゲットにした家庭用の健康美容商品をバラエティーショップなどで販売している。
しかし、特性や使用感からすると、若い女性に限定される商品ではない。
「異なるアプローチで商品展開ができるのはないか」「抗疲労ビジネスに自社の商品が役立つにではないか」。企画開発部の中島敬太さんは、こう思いたち、各種交通移動(集客・交流・旅行)シーンにおける疲労ソリューションとしての抗疲労・癒やし商品・サービスの開発をめざす研究部会(大阪産業創造館主宰)に参加した。
研究部会に参加する中で、旅行のシーンと商品の結びつきが見えてきた。旅行は快適なものと思われがちだが、「歩きまわり足が疲れる」「長時間の移動で疲れる」「睡眠環境の変化で寝付けない」といった不快症状をともなう。しかし、今の旅行業界でこのような課題を解決するものがない。
快適な旅に結びつけるために、不快症状を解消する商品をパッケージ化し、移動中や宿泊先で旅行者に体験的に使ってもらい、気にいった商品は購入できる「健康旅パック」を開発した。
研究部会の専門家からのアドバイス、スタッフや他の参加企業との討議によって企画を練り上げ、旅行代理店を通じてツアーに組み込むシステムを検討。生活者・旅行会社・メーカーすべてにメリットのあるビジネスモデルをめざしている。
2~3月には国内および海外のツアーでテストを実施するなど、今後のさらなる展開が楽しみだ。(大阪産業創造館プランナー 武坂寿夫)
(2010年3月23日 12:50)
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