2010年3月29日
NY在住のトランペッター、広瀬未来がデビューアルバム
米・ニューヨークで活動する神戸出身のジャズトランペッター、広瀬未来(みき)(26)のデビューアルバム「ア・デイ・イン・ニューヨーク」=写真=が4月20日から発売される。10代のころから才能を開花させていた気鋭のミュージシャンがトロンボーン、テナーサックスとの3管編成セクステットでオリジナル曲を中心に披露。4月2日からは東京、金沢、神戸などで発売記念ライブも繰り広げる。
神戸・甲南中学在学中にトランペットを始めた広瀬は平成12年に「関東スチューデントジャズフェスティバル」で個人賞を獲得、14年には中山正治ジャズ大賞を受賞するなどジャズシーンで注目の若手。高校卒業後、プロとして活動し始めた19歳のときにニューヨークに渡る。「着いた瞬間からホームシックでした」と笑う広瀬だが、すぐに本場の奏者らが競演するジャムセッションに飛び込んで頭角をあらわし、さまざまなバンドに在籍しライブやレコーディングに参加した。
渡米から3年後の18年にいったん帰国するが、「自分の体がニューヨークの音楽シーンを欲していることを自覚した」。20年にまたニューヨークに活動拠点を移し自分のバンドでの演奏のほか、世界各地のミュージックフェスティバルへの出演などで活躍の幅を広げている。
今回のアルバムに収録された8曲のうちスタンダードの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」以外はすべてオリジナル。ほとんどがここ1年間に作った曲だという。
「サックスとの2管で(ピアノ、ベース、ドラムスとの)クインテットでの演奏はしていたのですが、トロンボーンを入れて3管にしたらハーモニーに感動したんです。それでハーモニーの美しさにこだわってできたのが、このアルバムなんです」と広瀬。
3管編成といえば、カーティス・フラー(トロンボーン奏者)が在籍していたときのアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズを思い浮かべるジャズファンが少なくないだろうが、「意識していません。聴こえてくる音を自然に曲にしているだけなんです。でも(ジャズメッセンジャーズなどが演奏した)ハード・バップのジャズは問答無用にかっこいい。僕は『いいもの』『美しいもの』『かっこいいもの』を大前提にして追いかけて作っています」。確かに、このアルバムは「かっこよく」そして新鮮なのだ。
記念ライブは、東京、神戸、金沢など6カ所で4月2日から18日にまで開催。その他のステージへのゲスト出演も。詳細は広瀬未来オフィシャルブログ(http://mikimusic.exblog.jp/)などで。(岡崎秀俊)
★以下の画面から「ア・デイ・イン・ニューヨーク」に収録された「Highway Robbery」を聴けます。
(2010年3月29日 11:24)
タグ:WOW, ア・デイ・イン・ニューヨーク, ジャズ, 広瀬未来
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