2010年4月27日
【産創館レポート】品質にこだわる「大人ファストフード」
2000年の創業以来、主にファッション分野でブランドマーケティングを専門に手がけてきたライトハウス。「自分たちの手でブランドをプロデュースしよう」と、04年に飲食店「松阪牛焼肉M」を開業した。
開業にあたり、素材として着目したのが高級食材の代名詞でもある松阪牛。「食の街大阪から最高の食材を用いて大衆的な料理を提案しようと考えた」と巽益章社長は言う。
08年12月に事務所を大阪・中之島に移転したことをきっかけに、界隈(かいわい)で働くビジネスマンをターゲットにした「中之島バーガー」を企画。松阪肉を100%使ったこの商品は、大阪を地盤とする大企業、会議場や美術館が集積する街に合った「上質な大人のファストフード」をテーマに掲げ、販売を始めた。
価格もちょっと背伸びすれば買うことができる680円に設定。ご当地バーガーブームを追い風に、予想を上回る売り上げを記録した。
事業内容をブランドマーケティングから飲食業に転換し、「中之島バーガー」に続く看板商品として企画したのが松阪牛を使ったビーフサンド「中之島ビーフサンド」だ。
約半年をかけ、冷めても肉のジューシー感が出るように薄く切ってミルフィーユ状にし、さっくりした衣とパンの食感にもこだわりぬいた力作が完成。中之島という土地にふさわしい品質にこだわった大人が満足できるファストフードに仕上がった。
まずは大阪市内の百貨店での催事で限定発売したところ、2時間待ちの行列ができるほど好評。手応えを感じ、正式販売を開始した。09年12月に中之島エリア一帯で行われた「OSAKA光のルネサンス」に出店し、さらに高い評判を呼んだ。
「ほかにも中之島の冠がついた商品がどんどん生まれてほしい。そのきっかけづくりにもなれば」(巽社長)。日本を代表する松阪牛の専門会社として世界に通用する食のプロフェッショナル企業をめざしている。
(大阪産業創造館プランナー 濱本圭伊子)
(2010年4月27日 09:58)
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