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【産創館レポート】ボクシングとウエアの融合

日本では珍しいボクシングウエアを手がけるrsc products(アールエスシープロダクツ) 日本では珍しいボクシングウエアを手がけるrsc products(アールエスシープロダクツ、大阪市中央区)。代表の金岡弘樹氏は元プロボクサーという経験を持つ。他のスポーツ競技と比べ、ファッション性の乏しさを実感していたことから、ボクシングとウエアの融合をめざして2007年にショップを立ち上げた。

 契機となったのは07年5月に行われた長谷川穂積選手、名城信男選手の世界タイトル戦だった。金岡氏が2人と懇意にしていたこともあり、試合会場限定でオリジナルのTシャツをデザインして販売。採算ギリギリのラインで設定した100枚のTシャツが予想を上回るペースで売れていく様子を目にして“ボクシング+ウエア”の方向性は間違っていなかったと確信した。

 その後も関西のボクシングジムが試合で使うウエアやシューズ、グローブなどのデザインも手がけるように。「ボクシングのさらなる魅力向上に」と、ネット通販や大阪・東京などのショップへも販路を拡大している。

 さらに今年でアニメ化40周年を迎えた「あしたのジョー」とのコラボレーション(協業)も実現。「事業を立ち上げたときからの夢だった」という金岡氏自身もアニメを見て、ボクサーを志した「あしたのジョー」世代。アプローチを重ねた結果、長谷川穂積選手の10度目の王座防衛のタイミングでようやく商品化。現在も2種類の商品を販売中である。

 また、大阪産業創造館のスポーツビジネス関連の交流会で知り合ったサプリメント製造販売のエムジーファーマが、アスリートのモニターを探していたため、大阪の六島ボクシングジムを紹介。モニター結果に基づいて商品改良が行われることになり、結果的にパッケージデザインなどについて同社が手がけることになった。

 ボクシングとは異なる分野へのチャレンジに「事業を立ち上げたときにはまったく想定していなかったこと。今後の展開のためにも法人化と売り上げ拡大が必要」と金岡氏は話す。高校や大学のボクシング部などとのコラボなど夢は大きく広がる。

(大阪産業創造館シニアプランナー 塚田義)

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