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■39■第2660地区直前ガバナー 大阪中央ロータリークラブ 横山守雄さん(72)

【写真説明】自宅を飾るロータリアンとの記念写真。大切な思い出だ アフリカで存在意義再認識

 「ロータリーというと一般には親睦(しんぼく)や奉仕、寄付の団体と思われていますが、真の目的は活動を通して自分自身の人格を高め、世のため人のために尽くしていくことにあるんです」

 そう穏やかな笑顔で話す横山さんは、昨年度の第2660地区のガバナーを務めた。

 ロータリークラブの年度は7月1日からの1カ年。“直前ガバナー”とは、今年度のガバナーが事故や病気でその任を果たせなくなったとき、任期を引き継ぐ立場にある役職をいう。

 昭和35年慶応大卒。大手鉄鋼企業に入社し、10年間のサラリーマン生活の内7年を、アメリカのニューヨークとロサンゼルスの駐在員として過ごした国際派。

 32歳で独立し、鉄鋼貿易商社を創業。46歳で大阪駅ロータリークラブ(現・大阪中央ロータリークラブ)のチャーター(創立)メンバーとして入会してからも、クラブ幹事、会長などを歴任。昨年度の地区ガバナーに就任した。

 「ガバナーとして国際的な会合に出席し、世界120万人の会員を擁するロータリークラブの中核的な価値観である『多様性』を改めて実感しました」

 なかでも大きな感化を受けたのは、昨年度の国際ロータリー会長を務めた韓国の李東建さんとの出会い。李さんの故郷である韓国の慶州市を訪問、その実家近くの仏閣を拝観したとき、日本の古来の文化や慣習の多くが朝鮮半島を経由して日本に入ってきていることを身にしみて感じた。

 「お互いに尊敬しながら韓国のロータリアン(会員)と一緒に寝泊まりをし、慶州の歴史を探訪したことで、わたし自身の韓国に対する理解の浅さにも思い至りました」

 また今年1月には、10日間の休みをとって李さんが主催したアフリカ・タンザニア訪問にも同行した。

 電気もガスもなく、非衛生的な環境の中で裸足で暮らす現地の“普通”の生活を見る一方、国際ロータリーが難民の子供たちの自立のために全寮制の学校で、英語を主体にした学校教育をサポートしている現場に触れ、ロータリークラブの存在意義を再認識したという。

 「ロータリーは、人知れず活動することをモットーとしてきましたが、ピーアールしなければ認知されないのが、現代社会。これからは地区としても時代を先取りする、品格ある情報発信を考えていくべきだと思っています」

【写真説明】自宅を飾るロータリアンとの記念写真。大切な思い出だ

※2010年6月8日付産経新聞朝刊(大阪版)掲載

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