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【雄弁熱弁】佛教大学 学長 山極伸之さん

【雄弁熱弁】佛教大学 学長 山極伸之さん

地域と社会に「感謝—ありがとう—」

昨春、47歳の若さで学長に就任した。もちろん、佛教大学では歴代史上最年少だ。「目の前の業務を淡々とこなしながら、あっという間に過ぎた1年でした」と振り返りながら、「大学を背負う使命をひしひしと感じています」と語る。

2年目を迎えた今年は学長業務の傍ら、週1回、1年生対象の授業も受け持つ。講座名は「縁(えにし)学」。文字通り、人との出会いを意味する言葉だが、建学の理念でもある「釈尊」(ゴータマ・ブッダ)と「浄土宗の開祖・法然上人」の教えを基軸に、現代社会を生きるうえでいかに仏教の教えが役立つかを説く。

「大学の主役はあくまでも学生。彼ら、彼女らが普段どんな表情で何を考え、何を語っているのか。それを知っておくことも学長の重要な役目です。世代が違うからこそ、接触する機会を得て、お互いの興味の対象を共有したいですね」

開学100周年を迎える2012年に向け、多彩なプロジェクトが動き始めている。今春、日本初となる「歴史学部」と建学の精神を具現化する「仏教学部」が新たに開設されたのもそのひとつだ。7学部13学科、大学院に4研究科を置き、JR二条駅前に新設される「二条キャンパス」には来春、保健医療技術学部が移転。新たに看護学科を開設し、臨床教育の拠点として整備していくという。

「『感謝—ありがとう—』が100周年を迎えるにあたっての基本的なコンセプト。地域と社会に支えられ、ここまで大きく育てていただいたことへの思いをこの言葉に込めました。混迷を深める時代にあって、佛教大学だからこそ成長できたと言える大学にしていきたい」と目を輝かせた。

専門は仏教学。高校時代はクラシックギターに熱中し「ギターマンドリン部」に所属。家庭では高校2年の長男、中学3年の二男、小学3年の長女の父親でもある。

「最近は長男は洋楽、二男はヒップホップ、長女はJホップと子供たちの好きな音楽もそれぞれ違ってきました(笑)」

子供の話題に転じると、にわかに父親の顔になった。人間味あふれる学長だ。

 やまぎわ・のぶゆき=1961年、長野県生まれ。佛教大学文学部仏教学科卒業。同大大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程単位取得満期退学。文学博士。ドイツ・マールブルク大学客員研究員、アメリカ・イエール大学客員研究員、佛教大学文学部教授などを経て、200現職。パーリ学仏教文化学会理事。

【佛教大学】京都市北区紫野北花ノ坊町96 電話075・491・2141(代)

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