2010年6月28日
【産創館レポート】感謝の気持ち オリジナルギフトに
仕事で中小企業の経営者に会う機会が多いが、総じて感じるのは決断の早いトップが多いということだ。
メモリアルギフトの企画、製造販売を手がけるボンズコネクト(大阪市中央区)の中村政幸氏もその1人。最も印象に残っている起業を決めた瞬間である。
中村氏が起業を決断したのは2人目の子供が生まれた直後。「日本全国の親子のためになる仕事をしたい」と考え、その日のうちに当時勤めていた投資会社に第2子の誕生を報告するとともに、退職の意思も伝えた。
メモリアルギフトを扱うことになったきっかけは「子供が誕生したときの自分の感動を形に残し、いずれ子どもたちに伝えたい」と商品を探したが、思うようなものが見つからなかったことからだった。
そんな中村氏が扱うメモリアルギフトのコンセプトは、社名の由来ともなっている「きずな(=ボンズ)をつなぐ・深める(=コネクト)もの」。思い出の品やメッセージを保管できる「メモリアルボックス」、還暦や退職祝いに感謝の気持ちを刻んで表彰する「オンリーワンメダル」など、親から子、子から親、孫から祖父母へ、それぞれが持つ愛情や感謝を形にして伝えられるのが特徴で、他社にはないユニークな商品が生み出されている。
中村氏1人でスタートし、奥さんの協力を得ながら続けてきた同社も、現在は6人の従業員を雇うまでに成長した。それぞれに営業や事務など役割は持ちながら、新商品の企画には従業員全員でかかわっている。純粋に自分たちも親や子にプレゼントしたいと思えるものだけが商品化へと繋がっている。
今後、中村氏も従業員も、家族とさまざまな節目を迎えていくが、その度に思いがあふれるユニークな商品が生まれてくるに違いない。
(大阪産業創造館プランナー 荒井祐己子)
(2010年6月28日 09:00)
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