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【プロ野球】ブラ砲 浜風咲く30号

阪神7-3横浜 (11日、甲子園)

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 甲子園の浜風なんてブラゼルには、関係なかった。二回、大家の投じた低めのカットボールをすくい上げると、打球は高い放物線を描いて、右中間席に飛び込んだ。チームに勝利を呼び込む先制弾は、両リーグ最速で30号の大台に乗せる一発だった。

 「入るとは思わなかった。ここ2試合、ホームランから遠ざかっていたし、ホッとしている」。阪神の外国人選手で、本塁打30本以上は、2003年のアリアス(38本)以来7年ぶり6人目。

 昨年までは、阪神打線の「顔」といえば金本だったが、今年は、ブラゼルとマートンだ。真弓監督は「いいペースで(本塁打を)打っているし、きょうもいいところで打ってくれた」と、いつも同じセリフ。もう褒める言葉が見つからないようだ。

 この日もブラゼルの一発で打線が目覚めた。気落ちした大家に、城島もアーチで続いた。先発野手全員安打で7得点。前夜は、横浜の先発清水の緩急自在の投球にブラゼルは4打数無安打。ボール球を振る悪いクセも顔をのぞかせたが、「深く考えないようにしているのが、好調の理由だよ」。

 この日、デーゲームで首位巨人が敗れ、ゲーム差は0・5。13日から巨人を甲子園に迎えての3連戦は、まさしく首位攻防戦だ。「チーム一丸となってプレーしたい。ファンの応援も必要ですから、よろしくお願いします」。ブラゼルが「助っ人」ではなく「チームの顔」となった瞬間だった。(三木建次)
    
 

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