2010年7月19日
【プロ野球】逆転の虎 終盤11点
阪神11-4ヤクルト(18日、神宮)
◇
終盤3回で11点。逆転サヨナラ負けの巨人とは対照的に、阪神が鮮やかな集中打をみせた。七回に一挙6点を奪って逆転。代打林の適時三塁打で同点に追いつくと、平野の適時二塁打でリードを広げた。
「再スタートの試合」と平野は言う。前夜はアウトの判定にヘルメットをたたきつけて退場処分。宣告した笠原塁審がこの日は二塁塁審だった。守備に就くなり、「多くの子供が見ている中で、あこがれの存在である選手がああいう態度はいけない」と声をかけられた。その言葉に「泣きそうになった」と平野。「後悔しているし、プレーで気持ちを示したかった」。その言葉通り、適時打を含む猛打賞とハッスルした。
七回の大量点は金本のバットが呼び水となった。無死一塁から、由規の152キロ直球に力負けすることなく、中越え二塁打でチャンスを広げた。先発復帰3戦目で四回に16打席ぶりの安打を放ち、和田打撃コーチも「(四回に)一本出て、明らかにスイングが変わったね」とたたえた。
巨人と再び0・5差に肉薄したが、「首位とか2位じゃない。少しでも貯金をつくって、後半戦に臨みたい」と真弓監督は気を引き締める。好調な打線に金本という重要なピースも加わり、緊迫した場面でみせた集中力。平野だけではなく、チームにとっても力強い「再出発」の日となった。(丸山和郎)
(2010年7月19日 09:15)
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