2010年7月27日
ラ・スイート神戸 高まる人気 無駄削り サービス充実
神戸の人気スポット、神戸ハーバーランドに平成20年11月に開業したホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド(神戸市中央区)の人気が高まっている。地中海のリゾートを思わせる雰囲気が評判を呼び、客室稼働率は80%前半で、週末は満室の状況が続く。5月には日本のホテルで初めて「スモール・ラクシャリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド」(SLH、本部・英国)の加盟ホテルに認定された。
ホテルのコンセプトは「スモール・ラグジュアリー」(小さくて高品質)。客室数は70室。
開業がリーマンショック直後の不況の最中で、しのぐ間もなく昨年5月には新型インフルエンザの発生と、まさに嵐の中のスタートだった。しかし、その後は右肩上がりを続け、「現在、月間の客室稼働率は80%前半に達し、週末はほぼ満室の状態です」と総支配人の檜山(ひやま)和司さん。
人気の秘密はその独自の戦略にある。「余分な費用はカットして、そのすべてをサービスに還元することです」と檜山総支配人は明かす。
ホテルのPRはせず、口コミ戦略にしぼっている。その効果がここにきて表れつつあり、リピーターが増加。また、連泊が多いのも特徴だ。
館内のレストランで使う食材は生産者から直接仕入れ、流通コストをカット。食材は「地産地消」にこだわり、兵庫県の各地域の食材を使ったメニューを順に提供している。
宿泊料金は4万5千~23万1千円(1室2人利用の場合)と高めの設定だが、それを上回る満足度が口コミで広がっている。
全室に大型ジャグジーバスを完備。朝夕食はルームサービスを頼む宿泊客が多く、神戸港を一望する広いテラスでの朝食は特に人気という。
周辺の大型ホテルとは異なる客層を開拓しつつあり、神戸市内からの宿泊客が全体の3割を占めていることは一つの表れだろう。
SLHは高級で小規模な独立系ホテルで構成。現在、世界70カ国・約500ホテル(平均客室数55室)が加盟し、米国の富裕層を対象とした調査で、3年連続で高級ホテル部門で1位を獲得している。
「加盟で世界の富裕層に認知してもらえる。神戸を世界にアピールできる」と檜山総支配人。知る人ぞ知る“存在感”が一段と高まりそうだ。
【写真説明】広いテラスからはハーバーランドを一望できるホテル ラ・スイート神戸=神戸市中央区
(2010年7月27日 08:37)
Category:経済
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