産経関西(産経新聞大阪本社公式ニュースサイト)

航空機産業 中小も参加を 関西情報サロン

中小企業の航空機産業参入の意義について講演する川崎重工業社友の榊達朗氏=大阪市中央区(鳥越瑞絵撮影) 中堅・中小のものづくり企業を応援する産経新聞社の「がんばれ!!ものづくり日本 関西情報サロン」第11回会合(近畿経済産業局後援)が27日、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で開催された。航空機産業の現状と将来性をテーマに、講師らは技術力やブランド力の向上につながる航空機産業に中小企業が参入する意義を訴えた。

 企業経営者や研究者ら約90人が参加。半世紀にわたって航空機産業に携わってきた榊達朗・川崎重工業社友は「航空機は材料の進歩と軽量化で進化してきた。航空機をより安全に、よりエコに、より快適便利にする技術が強く求められている」と話した。

 今後20年間の世界の航空機需要は約2万9千機、市場規模は300兆円前後に達するとされる。ものづくり中小企業が参入するポイントについて、榊氏は「大切なのは参入の目的と得意分野を明確にし、航空機のニーズとの適合性をしっかりと見極めること。既存の企業、新興国の企業との競争もあり、戦略的な視点が必要になる」と指摘した。

 航空機に使用されるボルトなどを生産する寺内製作所の山本賀則社長は「高品質が要求される航空機分野で実績を作る上で、材料調達から製造、品質検査までの一貫生産体制が大きな武器になっている」と説明。航空機産業では「中長期を見据えたしっかりとした経営計画と企業理念が必要」とし、「小さくてもキラリと輝く企業を目指していきたい」と語った。

【写真説明】中小企業の航空機産業参入の意義について講演する川崎重工業社友の榊達朗氏=大阪市中央区(鳥越瑞絵撮影)

前の記事:【知と技のコラボ】27日に第11回関西情報サロン開催 »

後の記事:「町工場のおやじ」奮闘記刊行 守口の電気自動車プロジェクト »

ホーム