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SANYO 原則廃止へ パナソニック完全子会社化

 パナソニックと子会社の三洋電機、パナソニック電工の3社は29日、パナソニックが三洋とパナ電工を平成23年4月をめどに完全子会社化することで合意したと発表した。三洋とパナ電工の株式は上場廃止となる。

 大阪市内で同日、3社の社長が行った会見でパナソニックの大坪文雄社長は「真に一体となったパナソニックグループを構築する」と表明。三洋のブランド「SANYO」は将来的に原則として「Panasonic」に統一する方向だが、「(三洋ブランドが強い)地域や事業によっては一部の活用も継続する」と存続に含みを持たせた。

 パナソニックは三洋とパナ電工に対し、今年8月23日~10月6日の期間で株式公開買い付け(TOB)を実施する。TOBの買い付け価格は三洋が1株当たり138円、パナ電工が1110円で、買い付け総額は最大8184億円。

 全株取得に至らない場合は来年4月をめどにパナソニックと2社の間で株式交換を行い、完全子会社化を達成。パナソニックは資金調達のため、5千億円を上限に増資を検討する。

 パナソニックは16年にパナ電工を、昨年末に三洋を子会社化。主力の薄型テレビだけでなく、成長分野と位置づける発光ダイオード(LED)照明や太陽電池などでも中国や台湾、韓国勢との競争が激化する中、完全子会社化で意思決定を迅速化する。

 グループの事業分野は24年1月をめどに、家電などの「コンシューマ」、太陽電池などの「デバイス」、省エネシステム提案などの「ソリューション」を軸に再編する考えだ。

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