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【プロ野球】トラ総力戦ドロー

中日 5−5 阪神 (31日、甲子園)

 5時間25分の激闘。阪神は、ベンチ入りの野手全員を使い切る総力戦だった。真弓監督は「最後も無死満塁のピンチになったし、負けなくてよかったよ」。汗をふきながら勝ちに等しい引き分けと、振り返った。

 延長十二回、7番手の安藤が無死満塁のピンチを招いたが、「開き直って投げました」。後続の3人を打ち取り、負けを免れた。価値あるドローに導いたのはブラゼルだ。

 中日が、勝ちパターンの継投に入った2点を追う七回、浅尾の152キロの直球をバックスクリーン右へ運ぶアーチはラミレス(巨人)に並ぶ33号ソロ。「みんなあきらめずにやった。勝てなかったけど負けなかったじゃないか」。まるで勝者といわんばかりに胸をはった。

 それほど驚異的な粘りだった。八回、鳥谷が右翼フェンス直撃の二塁打で同点。九回、5番手の久保田が森野に適時打を浴びたが、中日の守護神、岩瀬から2死満塁で、浅井がバットを折りながらの遊撃内野安打で再び同点に。まさに全員野球だった。

 これで7月は14勝6敗1分けと大きく勝ち越し。しかも最後は1勝に値する執念の引き分けとなった。

(三木建次)

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