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幻のスポーツカー EVで甦る 京大発ベンチャー

 幻のスポーツカーが電気自動車(EV)で復活―。EV開発を目指す京都大学発のベンチャー企業「グリーンロードモータース」(京都市左京区)は5日、スポーツカー「Tommykaira(トミーカイラ)」シリーズをEVとして復活させると発表した。試作車を11月にも発表し、市販も検討する。

 開発中のEVは、同市北区に拠点を置くトミタ夢工場が平成9年に発売した「トミーカイラZZ」と、「トミーカイラZZⅡ」がベース。「ZZ」は小型軽量で、レーシングカーのようなデザインと運動性能が人気だったが、2年で生産が中止された。その後、同社は後継車「ZZⅡ」の構想を発表したが、経営悪化で市販されず、“幻のスポーツカー”となった。

 グリーンロードモータースは今年4月、EVの開発、市販を目指し、京大の学生らが中心となって設立した。同社がトミタ夢工場の社長だった富田義一さんに協力を依頼。2台のスポーツカーをベースにグリーンロードモータースが開発を進め、地元の工場などに生産を外注する。

 現在、「ZZ」はすでに試走の段階で、「ZZⅡ」とともに11月に完成を予定。2年以内の量産化を目指しているという。富田さんは「最先端のEVとして再び走らせることができることは、大変うれしい」と話している。

 EV開発をめぐっては、大手自動車メーカー以外の中小企業の参入が相次いでいる。同じ京大発のベンチャー企業のナノオプトニクス・エナジー社がEV量産を目指して鳥取県で工場の建設を進めているほか、大阪府守口市の機械メーカー、淀川製作所など4社で構成する「あっぱれEVプロジェクト」も、和がコンセプトのオリジナルのEV「Meguru」を開発し、発売を予定している。

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